アイ・テック(9964)は10倍株銘柄に成長する可能性があるのか?
株価が大きく上昇していくには「割安 x 成長 x モメンタム」が必要になります
そこでこの記事では、アイ・テックは継続的に成長していくのかを分析していきます

市場はJASDAQ-S
もくじ
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事業内容
- 鋼材の供給から、加工、そして鉄骨工事までトータルサポート
- 陸路・海路を利用したスムーズな「流通」
- 複数の生産拠点で効率的に行われる「加工」
- 多様化するゼネコンからの要請にも対応する「鉄骨工事」
ビジネスモデル
鋼材の販売・加工事業
主要な商品・製品
- 「H形鋼、鋼板、コラム」→販売・加工+子会社の静清鋼業(株)が販売・加工
- 「カクパイプ、C形鋼」→製造販売
- 「合成スラブ用デッキプレート」→アイ・テックSデッキの名称にて製造販売
- 「フラットデッキプレート」→アイ・テックフラットデッキの名称にて製造販売
- 「ビルトH形鋼」→販売+子会社の(株)浜松アイ・テックが製作
合成スラブ用デッキプレート及びフラットデッキプレートはともにビル等の床に使用され、ビルトH形鋼は高層建築物や橋梁等に使用される
鉄骨工事請負事業
鉄骨工事
- ゼネコンより鉄骨工事を請け負う
- 子会社のファブ・トーカイ(株)、大川スティール(株)、(株)オーエーテック及び当社の得意先である鉄骨加工業者等に加工を依頼
その他
運送業
- 子会社の中央ロジテック(株)が行っている
倉庫業
- 当社が行っている
有価証券報告書
概況
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
2016 | 69,611 | – | 222.48 |
2017 | 67,421 | -3.15 | 290.11 |
2018 | 72,827 | 8.02 | 248.06 |
2019 | 89,907 | 23.45 | 349.62 |
2020 | 83,367 | -7.27 | 248.57 |
銘柄選定
時価総額
時価総額 = 株価 x 発行済み株式総数
株価(2021年2月17日時点)は「1,554円」
発行済株式総数は「11,300,000」
そうすると
「1554 x 11,300,000 = 17,560,200,000」

時価総額は「約176億」
売上高成長率(年平均成長率)
売上高成長率 = (当期売上高-前期売上高)/ 前期売上高 x 100
減益は許容するが減収は許容しない
CAGR(年平均成長率)10%以上、もしくは20%以上でスクリーニング
(2020年の売上高)/(2016年の売上高)で出された数値に√を2度
「83,367 / 69,611 = 1.20」
「1.20」に√を2度あてて出た数値に「-1」をして%を出すと

年平均成長率は「4.66%」
株価売上高倍率(PSR)
PSR(株価売上高倍率) = 時価総額 / 売上高
時価総額「176億」に対して売上高「834億」
つまり

株価売上高倍率は「0.21倍」
PEGレシオ
PEGレシオ = PER / EPS成長率
PER = 株価 x 1株当たり当期純利益
ということで、「1554 / 248.57 = 6.25」
EPS成長率の計算式は以下の通り

この計算式に当てはめるとEPS成長率は「0.03」つまり「3%」
つまり

PEFレシオは「2.08」
まとめ
現在のアイ・テックのステータスは以下の通り
項目 | 値 |
---|---|
時価総額 | 176億 |
年平均成長率 | 4.66% |
株価売上高倍率 | 0.21倍 |
PEGレシオ | 2.08 |
そして以下がスクリーニングの例
項目 | 例1 | 例2 | 例3 |
---|---|---|---|
時価総額 | 100億円以下 | 300億円以下 | 500億円以下 |
年平均成長率 | 30%以上 | 20%以上 | 10%以上 |
株価売上高倍率 | 1倍以下 | 2倍以下 | 3倍以下 |
PEGレシオ | 1倍以下 | 1.5倍以下 | 2倍以下 |

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