rakumo(4060)は10倍株銘柄に成長する可能性があるのか?
株価が大きく上昇していくには「割安 x 成長 x モメンタム」が必要になります
そこでこの記事では、rakumoは継続的に成長していくのかを分析していきます

事業内容
- ITビジネスソリューション事業
ビジネスモデル
SaaSサービス
- 企業向けグループウェア製品「rakumo」の開発・販売
- 他社ライセンスの代理店販売
サービス | 概要 |
---|---|
rakumoカレンダー | Googleカレンダーとの連携、会議室・設備予約、ケイヒ・キンタイ連携 |
rakumoコンタクト | 社員名簿、顧客・取引先情報管理、Gmailとの連携 |
rakumoワークフロー | 豊富な商人経路設定、柔軟な申請フォーム作成、ケイヒ・キンタイ連携 |
rakumoボード | コメント・リアクション機能、回覧板、アクセス設定 |
rakumoケイヒ | 運賃・乗換情報連携、定期区間設定、カレンダー・ワークフロー連携 |
rakumoキンタイ | 柔軟な勤務形態設定、ICカード・Web打刻対応、カレンダー・ワークフロー連携 |
rakumoソーシャルスケジューラー | Salesforceカレンダーとの連携、取引先・商談データ等との紐付け |
rakumo Sync | GoogleカレンダーとSalesforceカレンダーの双方向同期サービス |
ソリューションサービス
- 当社及び他社SaaSサービスの導入支援や業務支援等のソリューションサービス
- ライセンスサービスに関連した他社ハードウェアの販売等
ITオフショア開発サービス
- 連結子会社RAKUMO COMPANY LIMITED(ベトナム)を拠点に顧客ごとに特定のエンジニアで専属チームを組成し、一定期間継続的に開発業務を行う
有価証券報告書
概況
連結
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
2018 | 534 | – | -5.06 |
2019 | 664 | 24.3 | -21.65 |
2020 | 822 | 23.8 | 31.36 |
提出会社
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
2016 | 239 | – | -0.7 |
2017年3月 | 284 | 18.8 | -0.57 |
2017年12月 | 261 | -8.1 | -18.1 |
2018 | 516 | 97.7 | -14.81 |
2019 | 664 | 28.7 | -28.00 |
2020 | 822 | 23.8 | 23.20 |
銘柄選定
時価総額
2020年12月期の決算短信が提出されたのが2021年2月12日なのでその時の終値「2,226円」
またその時の発行済株式総数は「5,520,400」
そうすると
「2,226 x 5,520,400 = 12,288,410,400」

売上高成長率(年平均成長率)
減益は許容するが減収は許容しない
CAGR(年平均成長率)10%以上、もしくは20%以上でスクリーニング
「822 / 534 = 1.54」
「1.54」に√を2度あてて出た数値に「-1」をして%を出すと

株価売上高倍率(PSR)
時価総額「122億」に対して売上高「8.2億」
つまり

PEGレシオ
ということでPERは「2,226 / 31.36 = 70.98」
EPS成長率の計算式は以下の通り

この計算式に当てはめると初年度のEPSがマイナスなので計算できません
。。。
つまり

銘柄選定まとめ
現在のrakumoのステータスは以下の通り
項目 | 値 |
---|---|
時価総額 | 122億 |
年平均成長率 | 11.4% |
株価売上高倍率 | 14.9倍 |
PEGレシオ | – |
そして以下がスクリーニングの例
項目 | 例1 | 例2 | 例3 |
---|---|---|---|
時価総額 | 100億円以下 | 300億円以下 | 500億円以下 |
年平均成長率 | 30%以上 | 20%以上 | 10%以上 |
株価売上高倍率 | 1倍以下 | 2倍以下 | 3倍以下 |
PEGレシオ | 1倍以下 | 1.5倍以下 | 2倍以下 |
2021年12月期の業績予想
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
通期 | 1,013 | 23.3 | 32.42 |
「営業利益」「経常利益」「当期純利益」は以下の通り
年度 | 営業利益(百万円) | 前年比(%) | 経常利益(百万円) | 前年比(%) | 当期純利益(百万円) | 前年比(%) |
---|---|---|---|---|---|---|
通期 | 212 | 58.1 | 210 | 85.8 | 179 | 43.0 |
今後の見通し
当社グループは「仕事をラクに。オモシロく。」というビジョンのもと、「幅広いお客様の共通業務を支援する安全かつ高品質なITサービスを、多種多様なお客様に、導入しやすいコスト・環境で提供する」という事業開始当初のミッションに基づき、ビジネスを展開しております。
コロナウイルスの流行をきっかけとして、企業のリモートワーク対応検討が広がってまいりましたが、2021年度においても2020年度と同様に、企業規模に関わらず生産性を向上するための業務サービスに対して需要が継続するものと考えております。
また、この傾向は、コロナウイルスの状況に関わらず、国内企業が目指している生産性向上の観点から継続的に続くものと想定しており、国内におけるクラウドサービスを利用する企業の数は、加速するものと考えております。
2021年12月期におきましても引き続き、企業向けグループウェア製品「rakumo」の機能強化及び更なる拡販に注力してまいります。
販売パートナー及びプラットフォームパートナー(Google社、salesforce.com社)とのリレーション強化や、マーケティングを含む自社販売体制の更なる強化により、ユニークユーザー数の増加(新規販売先の増加含む)につなげてまいります。
また、継続的な既存製品の強化・改善やサポート体制のさらなる充実・改善により、お客様のニーズを汲み取ったサービスを提供することで、お客様満足度の向上に繋げ、契約継続率の維持・向上、クロスセル(複数製品販売)の拡大によるユーザー1人当たりの単価増加にも取り組んでまいります。
rakumo株式会社「2020年12期決算短信〔日本基準〕(連結)」より
「PER vs PBR」2次元グラフ

2021年7月16日の「終値」を参考にしています
銘柄 | 株価 | 1株当たり純利益 | 1株当たり純資産 | PER | PBR |
---|---|---|---|---|---|
rakumo | 1,366 | 31.36 | 129.91 | 43.56 | 10.51 |
システム ディ | 1,503 | 78.65 | 459.42 | 19.11 | 3.27 |
エイトレッド | 2,471 | 71.67 | 412.08 | 34.48 | 6.00 |
アイキューブドシステムズ | 4,480 | 63.46 | 140.58 | 70.6 | 31.87 |
チャート推移

安値「1,342円」
高値「2,520円」
