クラウドワークス(3900)は10倍株銘柄に成長する可能性があるのか?
株価が大きく上昇していくには「割安 x 成長 x モメンタム」が必要になります
そこでこの記事では、クラウドワークスは継続的に成長していくのかを分析していきます
市場は東証マザーズ
有価証券報告書
概況
連結会社
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
2017 | 2,925 | – | -26.36 |
2018 | 6,634 | 126.8 | -5.85 |
2019 | 8,749 | 31.88 | -8.63 |
2020 | 8,728 | -0.24 | -3.51 |
第10期より連結財務諸表を作成しておりませんので、第10期の連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については記載しておりません
提出会社
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
2017 | 2,741 | – | -25.97 |
2018 | 3,536 | 29.0 | -4.59 |
2019 | 4,669 | 32.04 | -6.69 |
2020 | 5,458 | 16.9 | -6.91 |
2021 | 7,769 | 42.34 | 40.84 |
当社は、2022 年9月期第1四半期決算より連結決算に移行いたします
銘柄選定
時価総額
時価総額 = 株価 x 発行済み株式総数
2021年9月期の決算短信が提出されたのが2021年11月15日ですが時間が経っているので2022年1月18日の終値「1,059円」を使用
またその時の発行済株式総数は「15,255,160」
そうすると
「1,059 x 15,255,160 = 16,155,214,440」
時価総額は「約161億」
売上高成長率(年平均成長率)
売上高成長率 = (当期売上高-前期売上高)/ 前期売上高 x 100
減益は許容するが減収は許容しない
CAGR(年平均成長率)10%以上、もしくは20%以上でスクリーニング
(2021年の売上高)/(2017年の売上高)で出された数値に√を2度
「7,769 / 2,741 = 2.83」
「2.83」に√を2度あてて出た数値に「-1」をして%を出すと
年平均成長率は「29.7%」
株価売上高倍率(PSR)
PSR(株価売上高倍率) = 時価総額 / 売上高
時価総額「161億」に対して売上高「77.6億」
つまり
株価売上高倍率は「2.08倍」
PEGレシオ
PEGレシオ = PER / EPS成長率
PER = 株価 / 1株当たり当期純利益
ということでPERは「1,059 / 40.84 = 25.93」
EPS成長率の計算式は以下の通り
この計算式に当てはめると初年度EPSがマイナスなので成長率「計測不可能」
。。。
つまり
PEGレシオは「計測不可能」
銘柄選定まとめ
現在のクラウドワークスのステータスは以下の通り
項目 | 値 |
---|---|
時価総額 | 161億 |
年平均成長率 | 29.7% |
株価売上高倍率 | 2.08倍 |
PEGレシオ | – |
そして以下がスクリーニングの例
項目 | 例1 | 例2 | 例3 |
---|---|---|---|
時価総額 | 100億円以下 | 300億円以下 | 500億円以下 |
年平均成長率 | 30%以上 | 20%以上 | 10%以上 |
株価売上高倍率 | 1倍以下 | 2倍以下 | 3倍以下 |
PEGレシオ | 1倍以下 | 1.5倍以下 | 2倍以下 |
2021年9月期 決算短信
2022年9月期の連結業績予想
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
通期 | 8,861 ~ 9,264 | – | – |
「営業利益」「経常利益」「当期純利益」は以下の通り
年度 | 営業利益(百万円) | 前年比(%) | 経常利益(百万円) | 前年比(%) | 当期純利益(百万円) | 前年比(%) |
---|---|---|---|---|---|---|
通期 | 700 | – | – | – | – | – |
今後の見通し
企業の人材不足と多様な働き方を求める社会的機運の高まりにより、国内のオンライン人材マッチング市場は今後も中長期的に拡大が続くと想定されます。
当社はミッションを『個のためのインフラになる』に、ビジョンを『世界で最もたくさんの人に報酬を届ける会社になる』に改め、個人が報酬を得る手段を今後も提供し続けてまいります。
2022年9月期は、2020年9月期より3ヵ年かけて取り組んでいる「生産性向上による利益創出」の最終年度であり、当事業年度と同様、マッチング事業への継続的な集中投資を図りながら生産性向上と事業構造改革を推進し、通期営業黒字を目指す方針です。
新型コロナウイルス感染症の影響につきましては依然として不確実な状況が続いておりますが、現時点で今後の成長戦略に変更はありません。
以上により、2022年9月期の当社グループ業績につきましては、GMV(流通取引総額)は17,268~18,053百万円、売上高は8,861~9,264百万円、売上総利益は3,998~4,179百万円、営業利益は700百万円、株式報酬費用を除したNon-GAAP営業利益は800百万円となる見込みです。
なお、当社はIT人材のダイレクト型マッチングプラットフォーム「CODEAL」を展開しているコデアル株式会社の株式を取得し子会社化いたしました。
この結果、2022年9月期第1四半期以降は連結決算に移行いたします。
コデアル株式会社を取得することにより、同社の保有するクライアントおよびワーカーアセットを獲得し、新たに月額課金型のサービスモデルを拡大することにより、マッチング事業の中長期にわたる収益性の確保、ならびに成長力の強化へ繋げていけるものと考えております。
株式会社クラウドワークス「2021年9月期決算短信 日本基準 非連結」より
「PER vs PBR」2次元グラフ
2022年1月18日の「終値」を参考にしています
銘柄 | 株価 | 1株当たり純利益 | 1株当たり純資産 | PER | PBR |
---|---|---|---|---|---|
クラウドワークス | 1,059 | 40.84 | 247.53 | 25.93 | 4.28 |
ランサーズ | 310 | 2.38 | 117.4 | 130.25 | 2.64 |
リアルワールド | 884 | 9.73 | 244.4 | 90.85 | 3.62 |
JTP | 633 | 48.89 | 469.21 | 12.95 | 1.35 |
チャート推移
安値「1,006円」
高値「1,248円」