コンフィデンス(7374)は10倍株銘柄に成長する可能性があるのか?
株価が大きく上昇していくには「割安 x 成長 x モメンタム」が必要になります
そこでこの記事では、コンフィデンスは継続的に成長していくのかを分析していきます
市場は東証マザーズ
有価証券報告書
概況
連結会社
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
2019 | 2,004 | – | 14.18 |
2020 | 2,604 | 29.94 | -66.27 |
2021 | 3,569 | 37.06 | 93.57 |
銘柄選定
時価総額
時価総額 = 株価 x 発行済み株式総数
コンフィデンスは2021年6月28日付で東証マザーズに上場しているので2021年3月期の決算短信は「東京証券取引所マザーズへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ」が出ています
ただそこからかなり時間が経っているので2022年1月20日の終値「1,857円」を使用
またその時の発行済株式総数は「4,560,000」
そうすると
「1,857 x 4,560,000 = 8,467,920,000」
時価総額は「約84億」
売上高成長率(年平均成長率)
売上高成長率 = (当期売上高-前期売上高)/ 前期売上高 x 100
減益は許容するが減収は許容しない
CAGR(年平均成長率)10%以上、もしくは20%以上でスクリーニング
(2021年の売上高)/(2019年の売上高)で出された数値に√を2度
「3,569 / 2,004 = 1.78」
「1.78」に√を2度あてて出た数値に「-1」をして%を出すと
年平均成長率は「15.50%」
株価売上高倍率(PSR)
PSR(株価売上高倍率) = 時価総額 / 売上高
時価総額「84億」に対して売上高「35.6億」
つまり
株価売上高倍率は「2.37倍」
PEGレシオ
PEGレシオ = PER / EPS成長率
PER = 株価 / 1株当たり当期純利益
ということでPERは「1,857 / 93.57 = 19.85」
EPS成長率の計算式は以下の通り
この計算式に当てはめるとEPS成長率は「1.568」つまり「156.8%」
。。。
つまり
PEGレシオは「0.13」
銘柄選定まとめ
現在のコンフィデンスのステータスは以下の通り
項目 | 値 |
---|---|
時価総額 | 84億 |
年平均成長率 | 15.5% |
株価売上高倍率 | 2.37倍 |
PEGレシオ | 0.13 |
そして以下がスクリーニングの例
項目 | 例1 | 例2 | 例3 |
---|---|---|---|
時価総額 | 100億円以下 | 300億円以下 | 500億円以下 |
年平均成長率 | 30%以上 | 20%以上 | 10%以上 |
株価売上高倍率 | 1倍以下 | 2倍以下 | 3倍以下 |
PEGレシオ | 1倍以下 | 1.5倍以下 | 2倍以下 |
2021年3月期 決算短信
2022年3月期の業績予想
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
通期 | 4,386 | 22.9 | 110.91 |
「営業利益」「経常利益」「当期純利益」は以下の通り
年度 | 営業利益(百万円) | 前年比(%) | 経常利益(百万円) | 前年比(%) | 当期純利益(百万円) | 前年比(%) |
---|---|---|---|---|---|---|
通期 | 720 | 19.1 | 717 | 19.0 | 498 | 24.7 |
今後の見通し
今後の見通しにつきまして、新型コロナウイルス感染症拡大による経済への影響は計り知れず、日本経済の先行きについて情勢を見極めることは困難な状況となっております。
しかしながら、このような経営環境の下、足元の当社グループ業績への影響は限定的なものとなっております。
まず、人材事業においては、ゲーム会社各社の業績はコロナ禍にあっても堅調に推移しており、ゲーム開発に必要な人員を継続的に募集していることから、主力である人材派遣事業は順調にクライアントに対するクリエイター配属数を増加させることが出来る見通しであります。
また、人材紹介事業においても、ゲーム会社やIT・WEB系のクライアントを中心に人材採用意欲が旺盛であることを背景に、紹介人数の増加をさせることが出来る見通しであります。
さらに、受託業務事業においては、ゲーム会社からのデバッグ業務の案件を中心に一定の需要が継続的に見込めるため、人材派遣事業におけるゲーム会社に対するネットワークを利用したクロスセルを行うことで、案件数の増加及び稼働人数の増加を見込んでおります。
そのため、新型コロナウイルス感染症拡大による人材事業の業績への影響は軽微なものにとどまると想定しております。
一方、メディア事業においては新型コロナウィルス感染症拡大の影響によって広告市場が鈍化している傾向にあり、また、グーグルの検索アルゴリズムのアップデートによる影響が見通しにくいことから、ページビュー当たりの単価やページビュー数が安定的に推移するかどうか不透明な状況にあると認識しております。
これらに対応するため、記事制作の質向上や漫画コンテンツの増産を図るとともに、メディア事業に関連する受託案件を増加させることで対応を図ってまいります。
このような状況を踏まえ、次期の連結業績予想は以下のとおりであります。
2022年3月期の連結業績見通しは、売上高4,386,000千円、営業利益720,000千円、経常利益717,972千円、親会社株主に帰属する当期純利益498,272千円を見込んでおります。
*なお、上記業績見通しは、新型コロナウィルスによる影響が徐々に収束し、日本経済に対して多大なる影響を与えないものと仮定しているため、状況により変動する可能性があります。業績予想の修正が発生した場合には速やかに開示します
コンフィデンス株式会社「2021年3月期決算短信 日本基準 連結」より
「PER vs PBR」2次元グラフ
2022年1月20日の「終値」を参考にしています
銘柄 | 株価 | 1株当たり純利益 | 1株当たり純資産 | PER | PBR |
---|---|---|---|---|---|
コンフィデンス | 1,857 | 93.57 | 149.27 | 19.85 | 12.44 |
パソナグループ | 2,686 | 173.36 | 974.85 | 15.49 | 2.76 |
Branding Engineer | 917 | 14.63 | 111.46 | 62.68 | 8.23 |
バルテス | 1,081 | 35.65 | 215.95 | 30.32 | 5.01 |
チャート推移
安値「1,545円」
高値「1,906円」