アピリッツ(4174)は10倍株銘柄に成長する可能性があるのか?
株価が大きく上昇していくには「割安 x 成長 x モメンタム」が必要になります
そこでこの記事では、アピリッツは継続的に成長していくのかを分析していきます
市場は東証スタンダード
有価証券報告書
連結
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
2022 | 4,795 | – | 28.37 |
2023 | 7,323 | 52.72 | 52.22 |
2024 | 8,427 | 15.08 | 94.32 |
2021年12月28日付で株式会社ムービングクルーを完全子会社化して連結へ移行
提出
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
2017 | 2,218 | 2.78 | 17.82 |
2018 | 2,438 | 9.92 | 119.09 |
2019 | 2,902 | 19.03 | 54.49 |
2020 | 3,579 | 23.33 | 62.15 |
2021 | 3,889 | 8.66 | 117.26 |
2022 | 4,795 | 23.3 | 35.29 |
※2019年1月期以降、株式1株につき100株の分割を反映。
銘柄選定
時価総額
時価総額 = 株価 x 発行済み株式総数
2024年4月12日の終値で「1,237円」
また発行済株式総数は「4,226,700」
そうすると
「1,237 x 4,226,700 = 5,228,427,900」
時価総額は「約52億」
売上高成長率(年平均成長率)
売上高成長率 = (当期売上高-前期売上高)/ 前期売上高 x 100
減益は許容するが減収は許容しない
CAGR(年平均成長率)10%以上、もしくは20%以上でスクリーニング
(2024年の売上高)/(2022年の売上高)で出された数値に√を2度
「8,427 / 4,795 = 1.76」
「1.76」に√を2度あてて出た数値に「-1」をして%を出すと
年平均成長率は「15.13%」
株価売上高倍率(PSR)
PSR(株価売上高倍率) = 時価総額 / 売上高
時価総額「52億」に対して売上高「84億」
つまり
株価売上高倍率は「0.62倍」
PEGレシオ
PEGレシオ = PER / EPS成長率
PER = 株価 x 1株当たり当期純利益
ということで、「1,237 / 94.32 = 13.11」
EPS成長率の計算式は以下の通り
この計算式に当てはめるとEPS成長率は「0.82」つまり「82%」
。。。
つまり
PEGレシオは「0.16」
銘柄選定まとめ
現在のアピリッツのステータスは以下の通り
項目 | 値 |
---|---|
時価総額 | 52億 |
年平均成長率 | 15.13% |
株価売上高倍率 | 0.62倍 |
PEGレシオ | 0.16 |
そして以下がスクリーニングの例
項目 | 例1 | 例2 | 例3 |
---|---|---|---|
時価総額 | 100億円以下 | 300億円以下 | 500億円以下 |
年平均成長率 | 30%以上 | 20%以上 | 10%以上 |
株価売上高倍率 | 1倍以下 | 2倍以下 | 3倍以下 |
PEGレシオ | 1倍以下 | 1.5倍以下 | 2倍以下 |
2025年の連結業績予想
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
第2四半期(累計) | 4,161 | 0.6 | 34.92 |
通期 | 9,000 | 6.8 | 104.99 |
「営業利益」「経常利益」「当期純利益」は以下の通り
年度 | 営業利益 (百万円) | 前年比 (%) | 経常利益 (百万円) | 前年比 (%) | 当期純利益 (百万円) | 前年比 (%) |
---|---|---|---|---|---|---|
第2四半期 (累計) | 240 | -7.2 | 237 | -8.1 | 143 | -5.4 |
通期 | 678 | 13.1 | 672 | 12.7 | 430 | 11.3 |
今後の見通し
当社グループの属するデジタルトランスフォーメーション市場は、今後も引き続きデジタルトランスフォーメーションへの取組みの強化・拡大による大きな変革期にあり、クラウド、AI、IoT、ビッグデータ等へのIT投資意欲は依然として高く、市場は今後も拡大していくと予測しております。
また、デジタルトランスフォーメーション進展の担い手であるデジタル人材の需要は高まる一方、今後さらにIT技術者の不足は深刻さを増していくものと考えられます。当社グループは若手エンジニアを始めデジタル人材が多数在籍しており、今後も採用を強化する方針であることから、長期的な人材への投資・教育が必要であると考えております。
従業員1人1人の成長が事業成長及び社会貢献へ繋がる事を鑑み、「アピリッツVISION2030」を掲げ、
人と事業が継続して成長できる環境作りを行ってまいります。具体的には組織における横串のコミュニティを活性化し、相互理解や助け合い文化の促進を行う「共創・共学」、学びの継続ができる環境構築によりデジタル人材の育成を行う「人材育成」、学びを継続することによる「生産力向上」の3つの要素により実現できるものと考えており、最終的に多くのサービス開発をとおして、社会に多数のデジタル人材を輩出することで「豊かな社会」の実現を目指してまいります。
(Webソリューション事業)
市場環境は企業のデジタルトランスフォーメーションへの意識の高まりとともに引き続きIT投資への流れは継続すると予想されます。また、案件の大型化やワンストップで請負う企業の開発内製化支援を望むニーズも強まっております。
当社としましてもかねてより継続しているECサイトやWebシステムの企画、開発、保守に加え、Webマー
ケティングやセキュリティ対策までの工程を一貫して請負う「ワンストップソリューション」の提供に注力していく方針です。また、足元の成長を勘案しながらも、中長期的な視点に立ち、さらなる案件の大型化に対応できる体制の再構築、人材の教育支援を加速させることにより生産力を向上させ、安定的な収益構造の確立を目指してまい
ります。
(デジタル人材育成派遣事業)
デジタル人材育成派遣事業においては、派遣先となるオンラインゲーム会社のニーズは減少傾向であるものの、国内における多くの業界でデジタル人材への需要の高まりは継続するものとみております。当社としましては、採用の拡大に加え社内の空き稼動人員をデジタル人材育成派遣事業へ配置転換を行うことで派遣人員数の増加を促し、また在籍する人材への教育・フォローを充実させることで、成長にともなう単価の上昇および派遣先への常駐率の向上を目指し、子会社であるY’s社とともに質の高いデジタル人材を派遣できるよう努めてまいります。
(オンラインゲーム事業)
オンラインゲーム事業においては、市場環境は引き続き停滞気味であるものの、他社オンラインゲーム会社からの受託開発・運営を請負うことを収益獲得の基盤としたうえで比較的安定的な他社IPの大型ゲームタイトルの共同運営や運営移管により規模の拡大をはかってまいります。既存の運営ゲームタイトルにおいては、人材配置の最適化、外注費等のコストコントロールにより、売上のボラティリティに対して安定的に利益を獲得できる体質を強化していきます。
そのうえで今期リリース予定の自社タイトルゲームで成長の加速を目指すとともに、新規の受託開
発案件の獲得による売上の増加を目指してまいります。
また、当社グループは、優秀な人材の確保および事業規模の拡大を目的にM&Aを成長戦略の方針としています。足元では案件のソーシングを常に行っており、早期に実現できるよう進めてまいります。
この結果、翌連結会計年度(2025年1月期)の連結業績の見通しにつきましては、売上高9,000百万円、営業利益678百万円、経常利益672百万円、親会社株主に帰属する当期純利益430百万円を計画しております。
なお、上記の業績予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。今後の業況変化等により、業績予想の修正が必要になった場合は、速やかにお知らせいたします。
株式会社アピリッツ「2024年1月期決算短信〔日本基準〕(連結)」より
アピリッツの将来性
キャッシュフロー
資産
流動比率
流動比率 = 流動資産 ÷ 流動負債 x 100
「3,381,709 / 1,729,967 * 100 = 195.5%」
流動比率は「195.5%」