大同メタル工業(7245)は10倍株銘柄に成長する可能性があるのか?
株価が大きく上昇していくには「割安 x 成長 x モメンタム」が必要になります
そこでこの記事では、大同メタル工業は継続的に成長していくのかを分析していきます

市場はプライム
有価証券報告書
概況
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
2018 | 106,648 | – | 90.16 |
2019 | 107,718 | 1.00 | 93.72 |
2020 | 100,159 | -7.02 | 58.22 |
2021 | 84,720 | -15.41 | 2.25 |
2022 | 104,024 | 22.79 | 40.7 |
銘柄選定
時価総額
時価総額 = 株価 x 発行済み株式総数
2023年2月22日の終値が「517円」
また発行済株式総数は「47,520,253」
そうすると
「517 x 47,520,253 = 24,567,970,801」



時価総額は「約245億」
売上高成長率(年平均成長率)
売上高成長率 = (当期売上高-前期売上高)/ 前期売上高 x 100
減益は許容するが減収は許容しない
CAGR(年平均成長率)10%以上、もしくは20%以上でスクリーニング
(2022年の売上高)/(2018年の売上高)で出された数値に√を2度
「104,024 / 106,648 = 0.98」
「0.98」に√を2度あてて出た数値に「-1」をして%を出すと



年平均成長率は「-0.62%」
株価売上高倍率(PSR)
PSR(株価売上高倍率) = 時価総額 / 売上高
時価総額「245億」に対して売上高「1,040億」
つまり



株価売上高倍率は「0.24倍」
PEGレシオ
PEGレシオ = PER / EPS成長率
PER = 株価 x 1株当たり当期純利益
ということで、「517 / 40.7 = 12.7」
EPS成長率の計算式は以下の通り


この計算式に当てはめるとEPS成長率は「マイナス」
。。。
つまり



PEGレシオは「計測不可能」
銘柄選定まとめ
項目 | 値 |
---|---|
時価総額 | 245億 |
年平均成長率 | -0.62% |
株価売上高倍率 | 0.24倍 |
PEGレシオ | – |
そして以下がスクリーニングの例
項目 | 例1 | 例2 | 例3 |
---|---|---|---|
時価総額 | 100億円以下 | 300億円以下 | 500億円以下 |
年平均成長率 | 30%以上 | 20%以上 | 10%以上 |
株価売上高倍率 | 1倍以下 | 2倍以下 | 3倍以下 |
PEGレシオ | 1倍以下 | 1.5倍以下 | 2倍以下 |
2023年の業績予想
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
通期 | 108,000 | 3.8 | 36.34 |
「営業利益」「経常利益」「当期純利益」は以下の通り
年度 | 営業利益(百万円) | 前年比(%) | 経常利益(百万円) | 前年比(%) | 当期純利益(百万円) | 前年比(%) |
---|---|---|---|---|---|---|
通期 | 3,500 | -30.6 | 3,300 | -31.8 | 1,700 | -10.4 |
今後の見通し
今後の世界経済は、新型コロナウイルス変異株の感染拡大、世界的な半導体不足及びウクライナ情勢の影響に伴う原材料・エネルギー価格の高騰等、先行き不透明な経営環境が続くものと予想されます。
このような状況の中、当社グループは固定費・経費の削減、収益改善活動及び生産性の向上等に引き続き取り組んでまいります。
なお、次期連結会計年度の第2四半期(累計)及び通期の連結業績につきましては、下記のとおり見込んでおります。
また、為替レートは、1USドル/115円、1ユーロ/130円を前提といたしております。
2023年3月期【第2四半期(累計)】連結業績予想数値(2022年4月1日~2022年9月30日)
年度 売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する四半期純利益 2023年3月期第2四半期(累計)予想(A) 52,500 1,550 1,450 750 2023年3月期第2四半期(累計)実績(B) 50,315 2,677 2,602 1,188 前年同期比増減額(A – B) 2,184 -1,127 -1,152 -438 前年同期比増減率(%) 4.3 -42.1 -44.3 -36.9 2023年3月期【通期】連結業績予想数値(2022年4月1日~2023年3月31日)
株式会社大同メタル工業「2022年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)」より
年度 売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する四半期純利益 2023年3月期通期予想(A) 108,000 3,500 3,300 1,700 2023年3月期通期実績(B) 104,024 5,042 4,836 1,897 前年同期比増減額(A – B) 3,975 -1,542 -1,536 -197 前年同期比増減率(%) 3.8 -30.6 -31.8 -10.4