エニグモ(3665)は10倍株銘柄に成長する可能性があるのか?
株価が大きく上昇していくには「割安 x 成長 x モメンタム」が必要になります
そこでこの記事では、エニグモは継続的に成長していくのかを分析していきます
市場は東証1部
有価証券報告書
提出会社
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
2017 | 3,848 | – | 27.02 |
2018 | 4,263 | 10.8 | 15.76 |
2019 | 5,283 | 23.9 | 36.89 |
2020 | 6,097 | 15.4 | 44.68 |
2021 | 7,077 | 16.1 | 50.41 |
銘柄選定
時価総額
時価総額 = 株価 x 発行済み株式総数
2021年1月期の決算短信が提出されたのが2021年3月17日なのでその時の終値「1,258円」
またその時の発行済株式総数は「42,642,000」
そうすると
「1,258 x 42,642,000 = 53,643,636,000」
時価総額は「約536億」
売上高成長率(年平均成長率)
売上高成長率 = (当期売上高-前期売上高)/ 前期売上高 x 100
減益は許容するが減収は許容しない
CAGR(年平均成長率)10%以上、もしくは20%以上でスクリーニング
(2021年の売上高)/(2017年の売上高)で出された数値に√を2度
「7,077 / 3,848 = 1.84」
「1.84」に√を2度あてて出た数値に「-1」をして%を出すと
年平均成長率は「16.5%」
株価売上高倍率(PSR)
PSR(株価売上高倍率) = 時価総額 / 売上高
時価総額「536億」に対して売上高「70.7億」
つまり
株価売上高倍率は「7.58倍」
PEGレシオ
PEGレシオ = PER / EPS成長率
PER = 株価 / 1株当たり当期純利益
ということでPERは「1,258 / 50.41 = 24.96」
EPS成長率の計算式は以下の通り
この計算式に当てはめるとEPS成長率は「0.169」つまり「16.9%」
。。。
つまり
PEGレシオは「1.48」
銘柄選定まとめ
現在のエニグモのステータスは以下の通り
項目 | 値 |
---|---|
時価総額 | 536億 |
年平均成長率 | 16.5% |
株価売上高倍率 | 7.58倍 |
PEGレシオ | 1.48 |
そして以下がスクリーニングの例
項目 | 例1 | 例2 | 例3 |
---|---|---|---|
時価総額 | 100億円以下 | 300億円以下 | 500億円以下 |
年平均成長率 | 30%以上 | 20%以上 | 10%以上 |
株価売上高倍率 | 1倍以下 | 2倍以下 | 3倍以下 |
PEGレシオ | 1倍以下 | 1.5倍以下 | 2倍以下 |
2022年1月期の業績予想
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
通期 | 8,139 ~ 8,846 | 15.0 ~ 25.0 | 50.85 ~ 58.47 |
「営業利益」「経常利益」「当期純利益」は以下の通り
年度 | 営業利益(百万円) | 前年比(%) | 経常利益(百万円) | 前年比(%) | 当期純利益(百万円) | 前年比(%) |
---|---|---|---|---|---|---|
通期 | 3,063 ~ 3,519 | 1.0 ~ 16.0 | 3,060 ~ 3,519 | 1.0 ~ 16.1 | 2,117 ~ 2,435 | 1.0 ~ 16.0 |
今後の見通し
今後の我が国経済は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の再拡大などにより、先行き不透明な状況で推移すると予測しております。
新型コロナウイルス感染症は世界規模での急速な拡大により世界各国で緊急的な対応に追われており、我が国経済のみならず世界経済への長期的な影響が懸念されております。
このような経済環境の中でも、当社は、2025年1月期をターゲットにした中期計画の達成に向け、基幹事業である“Specialty”Marketplace「BUYMA」において、BUYMAが提供するSpecialtyの強化をすべく、法人、大型出品者との連携拡大、SNSマーケティング及びデータドリブンマーケティング施策等を更に積極展開してまいります。
また、成長が加速してきた「英語版BUYMA」及びLifeStyleカテゴリの2つに注力し、規律ある成長への投資を上乗せすることで、取扱高の継続的な成長率引き上げを目指してまいります。
以上から、2022年1月期における業績予想につきましては、増収増益を原則としながら、総取扱高の成長率を巡航速度である前期比約115%から前期比約120%程度への水準に加速させるべく、超過収益部分を更なる成長投資に投下していく方針であるため、レンジ形式の予想としております。
成長投資については、総取扱高成長の規模に合わせて規律をもって進めてまいりますが、2022年1月期において最大で5億円強程度までの投資規模を見込んでおります。
当該投資をおこなった結果、期待通りの投資効果を得られた仮定のもとで売上高及び各段階利益の上限値を設定し、当該投資を全くおこなわなかったとの仮定のもとで売上高の下限額を設定、また、当該投資をおこなったにもかかわらず、期を通じて想定の下限値での投資効果となった、もしくは、翌期以降に効果がずれ込んでしまったとの仮定のもとで各段階利益の下限額を設定しております。
なお、業績予想の数値につきましては、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
株式会社エニグモ「2021年1期決算短信〔日本基準〕(非連結)」より
「PER vs PBR」2次元グラフ
2021年7月14日の「終値」を参考にしています
銘柄 | 株価 | 1株当たり純利益 | 1株当たり純資産 | PER | PBR |
---|---|---|---|---|---|
エニグモ | 1,521 | 50.41 | 220.45 | 30.17 | 6.90 |
ネットマーケティング | 408 | 34.53 | 186.04 | 11.82 | 2.19 |
クリーマ | 3,775 | 35.48 | 162.31 | 106.40 | 23.26 |
クルーズ | 1,926 | 128.91 | 826.77 | 14.94 | 2.33 |
チャート推移
安値「1,104円」
高値「1,555円」