メック(4971)は10倍株銘柄に成長する可能性があるのか?
株価が大きく上昇していくには「割安 x 成長 x モメンタム」が必要になります
そこでこの記事では、メックは継続的に成長していくのかを分析していきます

市場は東証プライム
有価証券報告書
連結
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
2018 | 11,328 | 17.5 | 92.85 |
2019 | 10,865 | -4.09 | 65.16 |
2020 | 11,956 | 10.04 | 84.09 |
2021 | 15,038 | 25.78 | 155.28 |
2022 | 16,329 | 8.6 | 161.22 |
銘柄選定
時価総額
時価総額 = 株価 x 発行済み株式総数
2023年2月21日の終値で「2,166円」
また発行済株式総数は「20,071,093」
そうすると
「2,166 x 20,071,093 = 43,473,987,438」



時価総額は「約434億」
売上高成長率(年平均成長率)
売上高成長率 = (当期売上高-前期売上高)/ 前期売上高 x 100
減益は許容するが減収は許容しない
CAGR(年平均成長率)10%以上、もしくは20%以上でスクリーニング
(2022年の売上高)/(2018年の売上高)で出された数値に√を2度
「16,329 / 11,328 = 1.50」
「1.50」に√を2度あてて出た数値に「-1」をして%を出すと



年平均成長率は「10.7%」
株価売上高倍率(PSR)
PSR(株価売上高倍率) = 時価総額 / 売上高
時価総額「434億」に対して売上高「163億」
つまり



株価売上高倍率は「2.66倍」
PEGレシオ
PEGレシオ = PER / EPS成長率
PER = 株価 x 1株当たり当期純利益
ということで、「2,166 / 161.22 = 13.44」
EPS成長率の計算式は以下の通り


この計算式に当てはめるとEPS成長率は「0.147」つまり「14.7%」
。。。
つまり



PEGレシオは「0.91」
銘柄選定まとめ
項目 | 値 |
---|---|
時価総額 | 434億 |
年平均成長率 | 10.7% |
株価売上高倍率 | 2.66倍 |
PEGレシオ | 0.91 |
そして以下がスクリーニングの例
項目 | 例1 | 例2 | 例3 |
---|---|---|---|
時価総額 | 100億円以下 | 300億円以下 | 500億円以下 |
年平均成長率 | 30%以上 | 20%以上 | 10%以上 |
株価売上高倍率 | 1倍以下 | 2倍以下 | 3倍以下 |
PEGレシオ | 1倍以下 | 1.5倍以下 | 2倍以下 |
2023年12月期の業績予想
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
第2四半期 | 6,500 | -20.0 | 31.56 |
通期 | 15,000 | -8.1 | 115.72 |
「営業利益」「経常利益」「当期純利益」は以下の通り
年度 | 営業利益(百万円) | 前年比(%) | 経常利益(百万円) | 前年比(%) | 当期純利益(百万円) | 前年比(%) |
---|---|---|---|---|---|---|
第2四半期 | 800 | -61.6 | 850 | -64.2 | 600 | -63.9 |
通期 | 3,000 | -25.1 | 3,100 | -27.0 | 2,200 | -28.2 |
今後の見通し
今後の見通しにつきましては、ロシア・ウクライナ情勢の長期化やエネルギー問題、物価高騰や為替相場の変動等、依然として注視が必要な状況が続くと考えられております。
当社グループの主要市場であるエレクトロニクス業界は、IoTやAI、5G、クルマの電動化やDX・GX(グリーントランスフォーメーション)の進展等の技術の広がりを背景に技術革新が進んでおり、中長期的に当社関連市場は拡大すると考えております。
特に、高まる半導体需要によるパッケージ基板の増加や、高性能化による大型・高多層化を背景に、「CZシリーズ」需要の伸びを見込んでおります。しかしながら、次期におきましては、調整局面にある半導体市況や個人消費停滞等の状況を踏まえ、当社グループの連結業績は、売上高は150億円(当期比13億29百万円、8.1%減)、営業利益は30億円(当期比10億4百万円、25.1%減)、営業利益率は20.0%(当期比4.5ポイント下落)、経常利益31億円(当期比11億46百万円、27.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益22億円(当期比8億64百万円、28.2%減)を見込んでおります。ROEは9.2%となる予想であります。
株式会社メック「2022年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)」より