TAKARA&COMPANY(7921)は10倍株銘柄に成長する可能性があるのか?
株価が大きく上昇していくには「割安 x 成長 x モメンタム」が必要になります
そこでこの記事では、TAKARA&COMPANYは継続的に成長していくのかを分析していきます
市場は東証1部
有価証券報告書
概況
連結
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
2016 | 14,669 | – | 96.99 |
2017 | 15,156 | 3.3 | 96.81 |
2018 | 15,792 | 4.2 | 99.39 |
2019 | 18,257 | 15.6 | 110.63 |
2020 | 19,116 | 4.7 | 139.01 |
銘柄選定
時価総額
時価総額 = 株価 x 発行済み株式総数
2020年5月期の決算短信が提出されたのが2020年7月7日なのでその時の終値「1,900円」
またその時の発行済株式総数は「12,936,793」
そうすると
「1,900 x 12,936,793 = 24,579,906,700」
時価総額は「約245億」
売上高成長率(年平均成長率)
売上高成長率 = (当期売上高-前期売上高)/ 前期売上高 x 100
減益は許容するが減収は許容しない
CAGR(年平均成長率)10%以上、もしくは20%以上でスクリーニング
(2020年の売上高)/(2016年の売上高)で出された数値に√を2度
「19,116 / 14,669 = 1.3」
「1.3」に√を2度あてて出た数値に「-1」をして%を出すと
年平均成長率は「6.78%」
株価売上高倍率(PSR)
PSR(株価売上高倍率) = 時価総額 / 売上高
時価総額「245億」に対して売上高「191億」
つまり
株価売上高倍率は「1.28倍」
PEGレシオ
PEGレシオ = PER / EPS成長率
PER = 株価 / 1株当たり当期純利益
ということでPERは「1,900 / 139.01 = 13.67」
EPS成長率の計算式は以下の通り
この計算式に当てはめるとEPS成長率は「0.094」つまり「9.4%」
。。。
つまり
PEGレシオは「1.45」
銘柄選定まとめ
現在のTAKARA&COMPANYのステータスは以下の通り
項目 | 値 |
---|---|
時価総額 | 245億 |
年平均成長率 | 6.78% |
株価売上高倍率 | 1.28倍 |
PEGレシオ | 1.45 |
そして以下がスクリーニングの例
項目 | 例1 | 例2 | 例3 |
---|---|---|---|
時価総額 | 100億円以下 | 300億円以下 | 500億円以下 |
年平均成長率 | 30%以上 | 20%以上 | 10%以上 |
株価売上高倍率 | 1倍以下 | 2倍以下 | 3倍以下 |
PEGレシオ | 1倍以下 | 1.5倍以下 | 2倍以下 |
2021年5月期の連結業績予想
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
通期 | 26,500 | 38.6 | 143.01 |
「営業利益」「経常利益」「当期純利益」は以下の通り
年度 | 営業利益(百万円) | 前年比(%) | 経常利益(百万円) | 前年比(%) | 当期純利益(百万円) | 前年比(%) |
---|---|---|---|---|---|---|
通期 | 2,500 | 11.2 | 2,500 | 5.8 | 1,600 | 2.9 |
今後の見通し
当社はグループ一体となり、新たに策定した「新・中期経営計画2023」(詳細につきましては、本決算短信と同時に発表いたしました「新・中期経営計画2023の策定に関するお知らせ」をご覧ください。)を重要な経営目標として定め、引き続きお客様のディスクロージャー、グローバル展開に対する様々なニーズに応えるとともに、グループ会社間のシナジーを最大化させ、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大を契機としたデジタル化、事業構造の変化にもスピーディーに対応し業績の拡大に努めてまいります。
各セグメントの業績予想は以下の通りです。
<ディスクロージャー関連事業>
既存製品の底上げに加え、コーポレート・ガバナンス・コードの適用を受けてニーズが増加している「株主との対話」を目的とした情報開示の充実に則した専門性の高い印刷物、コミュニケーションツールの提供や、決算・開示支援に係るより一歩踏み込んだコンサルティングサービス、海外投資家向け情報開示に対する高品質の通訳、翻訳サービス体制の強化に注力し、受注増加を見込んでおります。<通訳・翻訳事業>
営業機能の強化、業務システムのプロセス自動化を図るなど、利益率の改善を図るとともに、国内上場会社、上場準備会社のみならず、官公庁、非営利企業、海外企業等様々な事業体のグローバル化推進に対しブランド力ある高品質の通訳、翻訳サービスを提供することで売上拡大を見込んでおります。またローカライズやトランスクリエーション(マーケティング/クリエーティブ色の強い翻訳)サービスの展開を進めることによる海外顧客向け売上高の増加も見込んでおります。
株式会社TAKARA&COMPANY「2020年5期決算短信〔日本基準〕(連結)」より
「PER vs PBR」2次元グラフ
2021年7月1日の「終値」を参考にしています
銘柄 | 株価 | 1株当たり純利益 | 1株当たり純資産 | PER | PBR |
---|---|---|---|---|---|
TAKARA&COMPANY | 1,709 | 139.01 | 1,437.01 | 12.29 | 1.19 |
ラクスル | 5,450 | -17.64 | 236.73 | – | 23.02 |
アサガミ | 3,995 | 104.48 | 11,995.86 | 38.24 | 0.33 |
シイエムシイ | 2,809 | 193.27 | 2,206.57 | 14.53 | 1.27 |
チャート推移
安値「1,674円」
高値「1,929円」