チームスピリット(4397)は10倍株銘柄に成長する可能性があるのか?
株価が大きく上昇していくには「割安 x 成長 x モメンタム」が必要になります
そこでこの記事では、チームスピリットは継続的に成長していくのかを分析していきます
市場は東証マザーズ
有価証券報告書
連結
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
2020 | 2,445 | – | 15.71 |
※第24期連結会計年度からTeamSpirit Singapore Pte.Ltd.を連結の範囲に含めております。これは、TeamSpirit Singapore Pte.Ltd.の重要性が増加したことにより、連結の範囲に含めることとしたものであります。
提出
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
2016 | 540 | – | -11.1 |
2017 | 772 | 42.96 | -7.77 |
2018 | 1,232 | 59.59 | 6.55 |
2019 | 1,820 | 47.73 | 14.27 |
2020 | 2,445 | 34.34 | 15.03 |
銘柄選定
連結業績の方はまだデータが足りないので提出会社のデータを使って分析
時価総額
時価総額 = 株価 x 発行済み株式総数
2020年8月期の決算短信が提出されたのが2020年10月13日なのでその時の終値「2,683円」
またその時の発行済株式総数は「16,195,200」
そうすると
「2,683 x 16,195,200 = 43,451,721,600」
時価総額は「約434億」
売上高成長率(年平均成長率)
売上高成長率 = (当期売上高-前期売上高)/ 前期売上高 x 100
減益は許容するが減収は許容しない
CAGR(年平均成長率)10%以上、もしくは20%以上でスクリーニング
(2020年の売上高)/(2016年の売上高)で出された数値に√を2度
「2,445 / 540 = 4.53」
「4.53」に√を2度あてて出た数値に「-1」をして%を出すと
年平均成長率は「45.9%」
株価売上高倍率(PSR)
PSR(株価売上高倍率) = 時価総額 / 売上高
時価総額「434億」に対して売上高「24.4億」
つまり
株価売上高倍率は「17.8倍」
PEGレシオ
PEGレシオ = PER / EPS成長率
PER = 株価 / 1株当たり当期純利益
ということでPERは「2,683 / 15.03 = 178.51」
EPS成長率の計算式は以下の通り
この計算式に当てはめると初年度EPSがマイナスなので計測ができません
。。。
つまり
PEGレシオは「計測不可能」
銘柄選定まとめ
現在のチームスピリットのステータスは以下の通り
項目 | 値 |
---|---|
時価総額 | 434億 |
年平均成長率 | 45.9% |
株価売上高倍率 | 17.8倍 |
PEGレシオ | – |
そして以下がスクリーニングの例
項目 | 例1 | 例2 | 例3 |
---|---|---|---|
時価総額 | 100億円以下 | 300億円以下 | 500億円以下 |
年平均成長率 | 30%以上 | 20%以上 | 10%以上 |
株価売上高倍率 | 1倍以下 | 2倍以下 | 3倍以下 |
PEGレシオ | 1倍以下 | 1.5倍以下 | 2倍以下 |
2021年8月期の連結業績予想
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
通期 | 3,150 | 28.8 | 8.03 |
「営業利益」「経常利益」「当期純利益」は以下の通り
年度 | 営業利益(百万円) | 前年比(%) | 経常利益(百万円) | 前年比(%) | 当期純利益(百万円) | 前年比(%) |
---|---|---|---|---|---|---|
通期 | 260 | -9.0 | 260 | -11.2 | 130 | -49.1 |
今後の見通し
2021年8月期は、成長戦略の準備を完了させ攻めに転じる1年と位置づけ、ERPのフロントウェア市場のリーダーとなるために、エンタープライズ市場(注2)及びミッド市場(注3)にフォーカスし、それぞれに最適化した戦略を実行して参ります。
エンタープライズ市場に向けては、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の土台となるERPのリプレース需要を確実に捉えるため、同市場向けのマーケティング、営業、導入サポート体制を確立した新規プロダクト「TeamSpirit WSP」の本格販売を2021年8月期中に開始いたします。
ミッド市場に向けては、営業、導入サポート、カスタマーサクセスの体制の強化と最適化を行います。
また、現在、エンタープライズ市場からスモール市場(注4)まで幅広い規模のお客様にご利用いただいている既存プロダクト「TeamSpirit」につきましては、その機能をより強化して参ります。
これらの施策により、ニューノーマルな働き方(テレワーク等)における正確な労働時間の把握や、仕事の見える化によるチームの活性化、さらには非対面でのマネジメントの実現といった「TeamSpirit」ならではの付加価値をより訴求し、ライセンス数の増加と売上高のさらなる成長を目指します。
投資面では、人材採用、開発、マーケティングの領域で重点的な投資を行い、拡販体制の強化と新規プロダクト「TeamSpirit WSP」の本格販売開始に向けた準備を進めてまいります。
なお、新型コロナウイルスの感染拡大影響について、今後の影響を合理的に試算することが困難なため、2021年8月期の見通しにおいては、上半期に一定の影響を織り込んで各種計画を立案しております。
しかし、今後さらなる感染拡大によりその影響が深刻化した場合は、当社グループの業績予想・事業計画に影響を及ぼす可能性があります。
(注2)エンタープライズ市場:従業員1,000人以上の大企業を対象とした市場
株式会社チームスピリット「2020年8期決算短信〔日本基準〕(連結)」より
(注3)ミッド市場:従業員100~999人の中規模企業を対象とした市場
(注4)スモール市場:従業員99人以下の小規模企業を対象とした市場
「PER vs PBR」2次元グラフ
2021年8月24日の「終値」を参考にしています
銘柄 | 株価 | 1株当たり純利益 | 1株当たり純資産 | PER | PBR |
---|---|---|---|---|---|
チームスピリット | 902 | 15.81 | 89.26 | 57.05 | 10.11 |
アイネット | 1,409 | 93.62 | 1,014.82 | 15.05 | 1.39 |
テラスカイ | 1,959 | 194.01 | 758.81 | 10.1 | 2.58 |
都築電気 | 1,714 | 134.06 | 1,760.87 | 12.79 | 0.97 |
チャート推移
安値「831円」
高値「2,287円」