Welby(4438)は10倍株銘柄に成長する可能性があるのか?
株価が大きく上昇していくには「割安 x 成長 x モメンタム」が必要になります
そこでこの記事では、Welbyは継続的に成長していくのかを分析していきます
市場は東証マザーズ
有価証券報告書
連結
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
2016 | 253 | – | -26.62 |
2017 | 474 | 87.35 | -16.41 |
2018 | 808 | 70.46 | 23.8 |
2019 | 798 | -1.24 | -1.47 |
2020 | 864 | 8.27 | -45.18 |
銘柄選定
時価総額
時価総額 = 株価 x 発行済み株式総数
2020年12月期の決算短信が提出されたのが2021年2月15日ですが、時間が経ってるので2021年12月16日の終値「817円」を使用
またその時の発行済株式総数は「7,832,800」
そうすると
「817 x 7,832,800 = 6,399,397,600」
時価総額は「約64億」
売上高成長率(年平均成長率)
売上高成長率 = (当期売上高-前期売上高)/ 前期売上高 x 100
減益は許容するが減収は許容しない
CAGR(年平均成長率)10%以上、もしくは20%以上でスクリーニング
(2020年の売上高)/(2016年の売上高)で出された数値に√を2度
「864 / 253 = 3.42」
「3.42」に√を2度あてて出た数値に「-1」をして%を出すと
年平均成長率は「35.99%」
株価売上高倍率(PSR)
PSR(株価売上高倍率) = 時価総額 / 売上高
時価総額「64億」に対して売上高「8.6億」
つまり
株価売上高倍率は「7.44倍」
PEGレシオ
PEGレシオ = PER / EPS成長率
PER = 株価 / 1株当たり当期純利益
ということでPERは「1株あたりの当期純利益がマイナスなので計測不能」
つまり
PEGレシオは「計測不能」
銘柄選定まとめ
現在のWelbyのステータスは以下の通り
項目 | 値 |
---|---|
時価総額 | 64億 |
年平均成長率 | 35.99% |
株価売上高倍率 | 7.44倍 |
PEGレシオ | – |
そして以下がスクリーニングの例
項目 | 例1 | 例2 | 例3 |
---|---|---|---|
時価総額 | 100億円以下 | 300億円以下 | 500億円以下 |
年平均成長率 | 30%以上 | 20%以上 | 10%以上 |
株価売上高倍率 | 1倍以下 | 2倍以下 | 3倍以下 |
PEGレシオ | 1倍以下 | 1.5倍以下 | 2倍以下 |
2021年12月期の業績予想
記載していない
2021年12月期第3四半期の決算にも記載されていませんでした
今後の見通し
当社は、引き続きPHRプラットフォームサービスに経営資源を集中してまいります。
〇疾患ソリューションサービス
製薬会社からの依頼によるPHRプラットフォーム開発については、製薬会社のパイプラインを見越した計画的な新規受注を獲得する取り組みを強化してまいります。
各種疾患領域における顧客のアプリを活用したマーケティングに対する引き合いに着実に対応し、現在営業上見込んでいる案件の着実なクロージングを図ります。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に伴う医療領域のDX(デジタルトランスフォーメーション)化の流れがPHRの活用に追い風になるなど現在商談進行中のプロジェクトは前期比で拡大しておりますが、意思決定の遅延などにより受注のリードタイムが長期化する傾向があります。
PHRプラットフォームの既存案件については、プロジェクト数の積上げに伴い、確実に見込めるランニング収益が増加するとともにプラットフォーム数に対して一定の割合で発生する改修又は改善などの追加開発や医療関係者・患者向け関連資材の売上も想定しております。
当社のPHRアプリ及びプラットフォームをePRO(Electronic Patient Reported Outcome)として製薬会社等に提供する臨床研究関連サービスについては、臨床研究の実施のための個別の臨床研究用アプリの開発案件の受注を目指すとともに、構築中のRWD(Real World Data)のデータベースを活用した実臨床からのデータと研究データを連携させたサービスとして製薬会社からの受注を目指します。
「Welby マイカルテONC」に関しましては、医師向け機能を強化するなどサービス向上を図り製薬会社からの追加受注を図るとともに、既存契約からのランニング収益の獲得を図ります。
〇Welbyマイカルテサービス
Welbyマイカルテサービスについては、①福利厚生アウトソース企業などと連携した一般企業の従業員の健康管理ツールとしての利用課金、②医療機器メーカー、検査会社、医薬品卸等医療周辺企業へのバルクでの利用権提供やデータ連携への課金、③クリニック、薬局など医療機関への利用料課金など「ストック型」の収益モデルと、④Welbyマイカルテ会員の疾患の種類や状態に応じた疾患啓発や商品サービスの提供を製薬企業や医療機器メーカー等からの受託で行う「フロー型」の収益モデルがあり、いずれについても拡大を図ります。
また、いずれの事業・サービスにおいても収益の拡大においては利用者への普及がキーとなることから、各学会やKOL(キーオピニオンリーダー)との連携、SEM/SEO、患者へのチャネルを有する保険会社や福利厚生サービス会社、医療周辺企業など各種事業会社との連携を一層強化することにより、サービス普及を進めてまいります。
費用面に関しましては、事業成長のための投資として経営レベルも含めた人員の強化を図るとともに、中長期的な観点からのプラットフォームの機能開発、セキュリティ向上など研究開発にかかる投資を進めてまいります。
以上を踏まえた2021年12月期の業績見通しについては、新型コロナウイルス感染拡大が社会経済環境及び主要な顧客である製薬会社等の業績や意思決定に与える影響など現時点で不確定要素が極めて大きいことを踏まえ、合理的な数値の算出が非常に困難であるため、開示しない方針とさせていただきます。
なお、業績見通しが適正かつ合理的に算出できる状況になりましたら、適時に開示する方針です。
株式会社Welby「2020年12期決算短信〔日本基準〕(非連結)」より
「PER vs PBR」2次元グラフ
2021年12月17日の「終値」を参考にしています
銘柄 | 株価 | 1株当たり純利益 | 1株当たり純資産 | PER | PBR |
---|---|---|---|---|---|
Welby | 817 | -45.18 | 173.32 | – | 4.71 |
メディカル・データ・ビジョン | 1,203 | 17.72 | 104 | 67.89 | 11.57 |
メドレー | 2,403 | 15.69 | 314.53 | 153.15 | 7.64 |
ファインデックス | 1,036 | 16.81 | 119.84 | 61.63 | 8.64 |
チャート推移
安値「792円」
高値「1,716円」