フィードフォース(7068)が発表した中期経営計画は達成する可能性があるのか?
どこまで計画されているのか、どれだけ確認できるのかが気になります
そこでこの記事では、フィードフォースが発表した中期経営計画が現実に達成していくのかを分析していきます
経営計画のデータは「2021年5月期決算説明資料」を元にしています
目次
計画している目標
売上高
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) |
---|---|---|
2022 | 3,047 | 17.8 |
2023 | 3,500 | 14.9 |
2024 | 4,000 | 14.3 |
2025 | 4,500 | 12.5 |
2026 | 5,000 | 11.1 |
※未確定のM&Aによる押し上げ効果は考慮せず、具体的な成長ドライバー「SaaS事業:ソーシャルPLUS」や「DX事業:Shopifyを利用したシステム構築・アプリ開発」の売上割合から想定
達成に必要な経営指標
SaaS事業
ソーシャルPLUS
成長戦略
- 2021年5月にLINE社と業務提携
- 事業者向けサービスを開発開始
- 2022年5月期中にサービス提供予定
DX事業
Shopifyを利用したシステム構築・アプリ開発
成長戦略
- 2021年5月にShopifyアプリ普及のための企業アライアンス「App Unity」設立
事業ポートフォリオマネジメント
各事業を「新規・将来」「重点」「収益基盤」「ノンコア」に資源適正配分
収益基盤: SaaS事業・DX事業
キャッシュフローマネジメント
「ROE」と「ROIC」は「バフェット・コード」を参考にしています
「CCC」は「ザイマニ」で確認しています
ROE
ROE = 当期純利益 / 自己資本(期中平均) × 100
バフェット・コードを確認してみると
ROEは「20.0%」
ROIC(投下資本利益率)
ROIC = (営業利益 ×(1 – 実効税率))/(株主資本 + 有利子負債(負債合計))
税率については「国税庁の法人税の税率」を参照
バフェット・コードを確認してみると
ROICは「12.8%」
CCC
CCC = 「売上債権回転日数 + 棚卸資産回転日数 – 仕入債務回転日数」
ザイマニを確認してみると
CCCは「-242.6日」
「成長性 vs 収益性」2次元グラフ
数値はザイマニの財務分析より