エニグモ(3665)が発表した中期経営計画は達成する可能性があるのか?
どこまで計画されているのか、どれだけ確認できるのかが気になります
そこでこの記事では、エニグモが発表した中期経営計画が現実に達成していくのかを分析していきます
経営計画のデータは「2021年1月期決算説明資料」を元にしています
計画している目標
営業利益
年度 | 営業利益(百万円) |
---|---|
2022 | 3,063 ~ 3,519 |
2023 | 「4,011」 |
2024 | 「4,572」 |
2025 | 5,000 |
2022年1月期以降の年平均成長率+14%で達成可能としている
なので、
2022年の営業利益が「3,519」と仮定した場合の2023年と2024年の数値を計算してます
達成に必要な経営指標
BUYMA
- 法人、大型PSとの連携拡大
- SNSマーケティング
- データドリブンなマーケティング
- クーポン&広告宣伝費の効率的運用
最大+2億円投資
GLOBAL BUYMA
- 北米での広告拡大
- Web Page最適化等によるSEO強化
- 決済手段の多様化による利便性向上
- GLOBAL BUYMA専属の出品者獲得
最大+2億円投資
Life Styleカテゴリ
- SEO対策、SNS広告強化による認知上昇
- 好調な既存カテゴリの成長+新規出品促進により品揃え強化
- UIの最適化(国別、テイスト別等)
- 配送サービス強化
最大+1億円投資
NEW BUSINESS
- 新市場への参入
- 既存事業から派生する新規事業創出
最大+0.5億円投資
M&A
- Specialty Martplace戦略に合致し、BUYMAの成長を加速させられる案件
- 対象会社/事業の成長率が高い案件
案件毎に判断
事業ポートフォリオマネジメント
各事業を「新規・将来」「重点」「収益基盤」「ノンコア」に資源適正配分
重点: ソーシャルコマース事業
キャッシュフローマネジメント
「ROE」と「ROIC」は「バフェット・コード」を参考にしています
「CCC」は「ザイマニ」で確認しています
ROE
ROE = 当期純利益 / 自己資本(期中平均) × 100
バフェット・コードを確認してみると
ROEは「22.9%」
ROIC(投下資本利益率)
ROIC = (営業利益 ×(1 – 実効税率))/(株主資本 + 有利子負債(負債合計))
税率については「国税庁の法人税の税率」を参照
バフェット・コードを確認してみると
ROICは「22.9%」
CCC
CCC = 「売上債権回転日数 + 棚卸資産回転日数 – 仕入債務回転日数」
ザイマニを確認してみると
CCCは「17.5日」
「成長性 vs 収益性」2次元グラフ
数値はザイマニの財務分析より
株主還元
当社は引き続き成長過程にあるため、成長投資(M&A や資本提携のみならず、人財への投資や売上成長を もたらす戦略的なマーケティング投資も含む)を最優先としております。
来期以降の配当につきましては、成長投資や当面の資金需要次第では配当を実施しない場合も御座いますが、 業績の推移・財務状況、今後の事業・投資計画等を総合的に勘案しながら内部留保とのバランスを取りながら 行っていく方針であります。
FY2021では「10.0円」
0.8%