トビラシステムズの中期経営計画について分析

medium term management plan tobila

トビラシステムズ(4441)が発表した中期経営計画は達成する可能性があるのか?

どこまで計画されているのか、どれだけ確認できるのかが気になります

そこでこの記事では、トビラシステムズが発表した中期経営計画が現実に達成していくのかを分析していきます

経営計画のデータは「2021年12月10日の上方修正に関するお知らせ」を元にしています

目次

計画している目標

売上高

年度売上高(百万円)前年比(%)
20211,41014.2
2022
20231,826
20242,510

セグメント事業毎の内訳

売上高の内訳(単位:百万円)

年度迷惑情報フィルタその他
20211,34167
2022
20231,97853
20242,46050

達成に必要な経営指標

迷惑情報フィルタ事業

モバイル向け

既存キャリア
  • 新規機能追加による単価向上
  • 月間利用者数の増加
新規キャリア
  • 新規MNOにおけるオプションパック採用
  • MVNOへのオプションパック採用

※サービスの付加価値を向上させ、全ての携帯キャリアへのオプションパック導入を目指す

固定電話向け

HGWの展開
  • アライアンスにより販売体制の拡充
  • KDDIとの新たな施策により売上加速の見込み

※HGW(ホームゲートウェイ)とは光回線によるインターネットサービスにおいて、複数の機器を相互に接続する光電話対応ルータを指す

ビジネスフォン向け

トビラフォンBiz
  • 販売代理店における認定商品化・推奨商品化へ
  • 顧客の分析によるマーケティング力の強化
  • 広告宣伝費を用いてサービス知名度向上へ
  • プロダクトへの積極的投資による新機能追加

※NTT東日本と西日本に向けて新サービス展開により大幅成長を目指す

その他事業

その他事業のセグメントに関しては注力しないことを2020年10月期決算短信ですでに明言している

事業ポートフォリオマネジメント

各事業を「新規・将来」「重点」「収益基盤」「ノンコア」に資源適正配分

  • 重点: 迷惑情報フィルタ事業
  • ノンコア: その他の事業

キャッシュフローマネジメント

「ROE」と「ROIC」は「バフェット・コード」を参考にしています

「CCC」は「ザイマニ」で確認しています

ROE

ROE = 当期純利益 / 自己資本(期中平均) × 100

バフェット・コードを確認してみると

ROEは「25.9%

ROIC(投下資本利益率)

ROIC = (営業利益 ×(1 – 実効税率))/(株主資本 + 有利子負債(負債合計))

税率については「国税庁の法人税の税率」を参照

バフェット・コードを確認してみると

ROICは「22.7%

CCC

CCC = 「売上債権回転日数 + 棚卸資産回転日数 – 仕入債務回転日数」

ザイマニを確認してみると

CCCは「67.3日

「成長性 vs 収益性」2次元グラフ

medium term management plan tobila01

数値はザイマニの財務分析より

株主還元

配当方針

配当性向35%目安

配当金

FY2021の予定「11.7円」 → 「12.9円」

配当利回り

1.12%

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