エルテス(3967)は10倍株銘柄に成長する可能性があるのか?
株価が大きく上昇していくには「割安 x 成長 x モメンタム」が必要になります
そこでこの記事では、エルテスは継続的に成長していくのかを分析していきます
市場は東証グロース
有価証券報告書
概況
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
2018 | 1,608 | – | 6.27 |
2019 | 1,656 | 2.99 | -12.39 |
2020 | 1,963 | 18.5 | 16.77 |
2021 | 1,989 | 1.3 | -102.02 |
2022 | 2,682 | 34.84 | 24.46 |
銘柄選定
時価総額
時価総額 = 株価 x 発行済み株式総数
2023年3月8日の終値「806円」を使用
またその時の発行済株式総数は「5,225,880」
そうすると
「806 x 5,225,880 = 4,212,059,280」
時価総額は「約42億」
売上高成長率(年平均成長率)
売上高成長率 = (当期売上高-前期売上高)/ 前期売上高 x 100
減益は許容するが減収は許容しない
CAGR(年平均成長率)10%以上、もしくは20%以上でスクリーニング
(2022年の売上高)/(2018年の売上高)で出された数値に√を2度
「2,681 / 1,608 = 1.67」
「1.67」に√を2度あてて出た数値に「-1」をして%を出すと
年平均成長率は「13.7%」
株価売上高倍率(PSR)
PSR(株価売上高倍率) = 時価総額 / 売上高
時価総額「42億」に対して売上高「26.8億」
つまり
株価売上高倍率は「1.57倍」
PEGレシオ
PEGレシオ = PER / EPS成長率
PER = 株価 / 1株当たり当期純利益
ということでPERは「806 / 24.46 = 32.95」
EPS成長率の計算式は以下の通り
この計算式に当てはめるとEPS成長率は「0.405」つまり「40.5%」
。。。
つまり
PEGレシオは「0.81」
銘柄選定まとめ
現在のエルテスのステータスは以下の通り
項目 | 値 |
---|---|
時価総額 | 42億 |
年平均成長率 | 13.6% |
株価売上高倍率 | 1.57倍 |
PEGレシオ | 0.81 |
そして以下がスクリーニングの例
項目 | 例1 | 例2 | 例3 |
---|---|---|---|
時価総額 | 100億円以下 | 300億円以下 | 500億円以下 |
年平均成長率 | 30%以上 | 20%以上 | 10%以上 |
株価売上高倍率 | 1倍以下 | 2倍以下 | 3倍以下 |
PEGレシオ | 1倍以下 | 1.5倍以下 | 2倍以下 |
2023年2月期の連結業績予想
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
通期 | 4,000 | 49.1 | 15.31 |
「営業利益」「経常利益」「当期純利益」は以下の通り
年度 | 営業利益(百万円) | 前年比(%) | 経常利益(百万円) | 前年比(%) | 当期純利益(百万円) | 前年比(%) |
---|---|---|---|---|---|---|
通期 | 200 | 148.9 | 180 | 91.4 | 80 | -37.4 |
今後の見通し
当社グループの事業に関連する市場においては、新型コロナウイルス感染症による顧客の投資優先度の見直しや活動制限等の影響が続くものの、昨年と比較し改善が続いております。
特に、ポストコロナに加えて、経済安全保障などにも関連し、社会全体でデジタル化とそれに伴うセキュリティに対する関心が高まっており、利便性と両立する安全なデジタル化に関する需要が増大していると考えられます。
中核事業が立脚するインターネット市場においても、引き続きデジタル化施策は注目されており、市場は堅調な回復傾向にあるものと考えております。
このような経営環境の中、当社グループは中期経営計画「The Road To 2024」を策定し、中長期的な企業価値の向上を目指しております。
中核事業であるデジタルリスク事業においては、価値訴求による差別化を図り、独自色の強いサービスにより顧客基盤と収益基盤の増大に注力しております。
また、次代の中核事業とすべくグループ全体でAIセキュリティ事業の規模を拡大するとともに、デジタル化を推進し警備業界へプロダクト展開を図っております。
加えて、デジタル田園国家都市構想などと歩調をあわせながら自治体及び企業のDXを支援し、堅守速攻の総合デジタルソリューション企業として、DX推進事業を将来の中核事業とすべく基礎作りを行っております。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響について、市場及び顧客動向を慎重に見極めながら事業活動や計画の適時見直しを実施し進めますが、ワクチン普及の進捗や大規模イベントの開催状況など、長期化に対する懸念や企業活動の更なる制約等が与える影響は不透明であり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
株式会社エルテス「2022年2期決算短信〔日本基準〕(連結)」より