インスペック(6656)は10倍株銘柄に成長する可能性があるのか?
株価が大きく上昇していくには「割安 x 成長 x モメンタム」が必要になります
そこでこの記事では、インスペックは継続的に成長していくのかを分析していきます
市場は東証2部
有価証券報告書
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
2017 | 1,507 | – | 56.24 |
2018 | 1,346 | -10.68 | -168.46 |
2019 | 2,287 | 69.91 | 80.66 |
2020 | 1,881 | -17.75 | 49.46 |
2021 | 1,273 | -32.32 | -315.95 |
※当社は、2021年4月12日付で当社の連結子会社でありましたFirst EIE SA(スイス)の株式について、当社が保有する全株式を譲渡したことにより、単体での開示に移行したため、第33期より連結財務諸表を作成しておりません。
銘柄選定
時価総額
時価総額 = 株価 x 発行済み株式総数
2021年4月期の決算短信が提出されたのが2021年6月9日ですが、時間が経ってるので2021年12月29日の終値「1,432円」を使用
またその時の発行済株式総数は「3,790,300」
そうすると
「1,432 x 3,790,300 = 5,427,709,600」
時価総額は「約54.2億」
売上高成長率(年平均成長率)
売上高成長率 = (当期売上高-前期売上高)/ 前期売上高 x 100
減益は許容するが減収は許容しない
CAGR(年平均成長率)10%以上、もしくは20%以上でスクリーニング
(2021年の売上高)/(2017年の売上高)で出された数値に√を2度
「1,273 / 1,507 = 0.84」
「0.84」に√を2度あてて出た数値に「-1」をして%を出すと
年平均成長率は「-4.3%」
株価売上高倍率(PSR)
PSR(株価売上高倍率) = 時価総額 / 売上高
時価総額「54.2億」に対して売上高「12.7億」
つまり
株価売上高倍率は「4.26倍」
PEGレシオ
PEGレシオ = PER / EPS成長率
PER = 株価 / 1株当たり当期純利益
ということで1株当たり当期純利益がマイナスだったためPERは「計測不能」
。。。
つまり
PEGレシオは「計測不能」
銘柄選定まとめ
現在の東京通信のステータスは以下の通り
項目 | 値 |
---|---|
時価総額 | 54.2億 |
年平均成長率 | -4.2% |
株価売上高倍率 | 4.26倍 |
PEGレシオ | – |
そして以下がスクリーニングの例
項目 | 例1 | 例2 | 例3 |
---|---|---|---|
時価総額 | 100億円以下 | 300億円以下 | 500億円以下 |
年平均成長率 | 30%以上 | 20%以上 | 10%以上 |
株価売上高倍率 | 1倍以下 | 2倍以下 | 3倍以下 |
PEGレシオ | 1倍以下 | 1.5倍以下 | 2倍以下 |
2022年4月期の業績予想
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
通期 | 2,300 | 80.6 | 44.85 |
「営業利益」「経常利益」「当期純利益」は以下の通り
年度 | 営業利益(百万円) | 前年比(%) | 経常利益(百万円) | 前年比(%) | 当期純利益(百万円) | 前年比(%) |
---|---|---|---|---|---|---|
通期 | 80 | – | 200 | – | 170 | – |
今後の見通し
今後の世界の経済情勢は、新型コロナウイルス変異株による感染症再拡大やワクチン接種の進展状況により実体経済の回復の遅れが強く懸念されます。
このような状況の中、当社は、ニーズが拡大しているFPC向けロールtoロール型検査装置、クラウドサーバーの継続的な拡大やAIの急速な進化の対応で微細化が加速しているCPUやGPU向け超精密基板向け検査装置を主力製品として競争力を更に高め、顧客との信頼関係を強固にして事業の拡大に取り組んでまいります。
また、新規事業として取り組んでいるロールtoロール型シームレスレーザー直描露光機については、販売活動の強化策として、当社ホームページを生かしたデジタルマーケティングを活用するなど受注獲得に努めてまいります。
なお、剰余金の配当につきましては、2021年4月26日付「配当予想(期末配当)の修正(無配)に関するお知らせ」にて公表しましたとおり「無配」とさせて頂いております。
次期以降の配当につきましては、厳しい経営環境が予想されますが、早期に復配できるよう努めてまいります。
2022年4月期の業績見通しにつきましては、以下のとおりです。
売上高 2,300百万円(前事業年度は 1,273百万円)
営業利益 80百万円(前事業年度は △277百万円)
経常利益 200百万円(前事業年度は △310百万円)
当期純利益 170百万円(前事業年度は△1,195百万円)※ 2022年4月期の業績見通しにつきましては、現時点で入手可能な情報から得られた判断に基づいております。
予想には新型コロナウイルス感染症拡大による渡航制限の影響等さまざまな不確定要素が内在されており、実際の業績は種々の要素により業績予想とは異なる場合があります。
株式会社インスペック「2021年4期決算短信〔日本基準〕(非連結)」より
「PER vs PBR」2次元グラフ
2021年12月29日の「終値」を参考にしています
銘柄 | 株価 | 1株当たり純利益 | 1株当たり純資産 | PER | PBR |
---|---|---|---|---|---|
インスペック | 1,432 | -315.95 | 199.57 | – | 7.18 |
シンフォニア | 1,327 | 124.51 | 1,741.63 | 10.66 | 0.76 |
エスペック | 2,221 | 85.79 | 1,967.34 | 25.89 | 1.13 |
フェローテックHD | 4,000 | 222.93 | 1,803.03 | 17.94 | 2.22 |
チャート推移
安値「1,293円」
高値「2,820円」