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エルテス（3967）が発表した中期経営計画は達成する可能性があるのか？
どこまで計画されているのか、どれだけ確認できるのかが気になります
そこでこの記事では、エルテスが発表した中期経営計画が現実に達成していくのかを分析していきます
経営計画のデータは「2021年2月期決算説明資料」を元にしています
目次
計画している目標
売上高
| 年度 | 売上高（百万円） | 前年比（％） |
|---|---|---|
| 2021 | 1,989 | – |
| 2022 | 3,000 | 50.83 |
| 2023 | 4,500 | 50 |
| 2024 | 7,000 | 55.56 |
セグメント事業毎の内訳
売上高の内訳（単位：百万円）
| 年度 | デジタルリスク | AIセキュリティ | DX推進 |
|---|---|---|---|
| 2021 | 1,745 | 203 | 43 |
| 2022 | 2,000 | 850 | 150 |
| 2023 | 2,900 | 1,200 | 400 |
| 2024 | 4,200 | 2,200 | 600 |
達成に必要な経営指標
デジタルリスク事業
主な取組み
- 新プロダクトのリリースとアライアンスの強化
クライアント数
- 目標値：19,000社
- 2021年2月期末時点：441社
※SaaSにより大幅に顧客数増加見込み
AIセキュリティ事業
主な取組み
- 警備事業向けDXツールのリリースと営業
- 新規開拓営業とセキュリティ・オフィサーの育成
契約数
- 契約警備会社数：2,000社
- ポスト数：62,000ポスト
※1ポストとは所定の場所に常時1名固定配置すること
DX推進事業
主な取組み
- 省庁・自治体などとの連携推進
- コンサルタントの確保と営業施策
契約数
- 自治体：30
- 企業：10
事業ポートフォリオマネジメント
各事業を「新規・将来」「重点」「収益基盤」「ノンコア」に資源適正配分
- 収益基盤： デジタルリスク事業
- 新規・将来： AIセキュリティ事業・DX推進事業
キャッシュフローマネジメント
ROE
ROE = 当期純利益 / 自己資本（期中平均） × 100
つまり、2021年2月期決算短信を参考にすると
ROE = -529 / 1，227 x 100 = N/A」
つまり
ROEは「純損失を出しているので適用外」
ROIC（投下資本利益率）
ROIC = （営業利益 ×（1 – 実効税率））/（株主資本 + 有利子負債（負債合計））
税率については「国税庁の法人税の税率」を参照
つまり
ROIC = （-333 x （1 – 0.232））/（1,226 + 25）
ROICは「純損失を出しているので適用外」
CCC
CCC = 「売上債権回転日数 + 棚卸資産回転日数 – 仕入債務回転日数」
CCCは「29.4日」
「成長性 vs 収益性」2次元グラフ
数値はザイマニの財務分析より
