アクモス(6888)が発表した中期経営計画は達成する可能性があるのか?
どこまで計画されているのか、どれだけ確認できるのかが気になります
そこでこの記事では、アクモスが発表した中期経営計画が現実に達成していくのかを分析していきます
経営計画のデータは「経営戦略」を元にしています
目次
計画している目標
売上高
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) |
---|---|---|
2021 | 5,200 | |
2022 | 5,600 |
※「長期ビジョン2025」を2016年に出し、2019~2022年は中期経営計画2と位置づけしている
達成に必要な経営指標
ITソリューション事業
SI・ソフトウェア開発
業種特化型ICT 自治体(消防・防災)
- 方向性: 長期的な視点で消防通信指令システム、防災行政無線戸別受信機管理システムの販売を促進
- 主な取組み: 品質確保で信頼を高め、長期的な視点で案件受注に取り組む
業種特化型ICT 宇宙
- 方向性: 長期にわたり培った業務知識やノウハウを生かし、業務領域を拡大
- 主な取組み: さらなる案件受注および付加価値アップにむけ、体制を強化
業種特化型ICT 自動車
- 方向性: 自動運転等、将来性のある新規事業領域の獲得と既存強化
- 主な取組み: 新規業務スキルの獲得、新規顧客の開拓、付加価値アップにむけて将来性のある領域に人員を集約
空間情報
- 方向性: 空間情報ソリューションサービス会社を目指し、民間事業の拡大を推進
- 主な取組み1: GISをベースにしたシステム開発の受託及びスキャニング・データ整備業務の受注
- 主な取組み2: 民間パートナー会社連携による企画提案から受託、システム販売を推進
- 主な取組み3: 新しい事業分野からの収益を確保
情報セキュリティ
- 方向性: セキュリティサービスで顧客に貢献
- 主な取組み1: 自社製品サービス&他社製品を活用したサービスを創出
- 主な取組み2: 運用業務の差別化を図るためにセキュリティ高度化に対応
- 主な取組み3: 他社セキュリティベンダーとの協業連携の推進
医療
- 方向性: 病院運用のシェア拡大を目指す
- 主な取組み1: 営業エリア拡大(東海地区・東北地区への展開、信越地区の拡大)25→38病院以上へ
- 主な取組み2: 中小病院向け運用モデルの構築
ITサービス事業
健康、教育
- 方向性: 企画提案力・アライアンスの確立を図る
- 主な取組み1: ソリューション(サービス)企画提案力の向上
- 主な取組み2: アライアンス等によるクロスセル戦略
- 主な取組み3: 既存商品の機能向上
事業ポートフォリオマネジメント
各事業を「新規・将来」「重点」「収益基盤」「ノンコア」に資源適正配分
収益基盤: ITソリューション事業・ITサービス事業
キャッシュフローマネジメント
「ROE」と「ROIC」は「バフェット・コード」を参考にしています
「CCC」は「ザイマニ」で確認しています
ROE
ROE = 当期純利益 / 自己資本(期中平均) × 100
バフェット・コードを確認してみると
ROEは「16.2%」
ROIC(投下資本利益率)
ROIC = (営業利益 ×(1 – 実効税率))/(株主資本 + 有利子負債(負債合計))
税率については「国税庁の法人税の税率」を参照
バフェット・コードを確認してみると
ROICは「15.2%」
CCC
CCC = 「売上債権回転日数 + 棚卸資産回転日数 – 仕入債務回転日数」
ザイマニを確認してみると
CCCは「35.1日」
「成長性 vs 収益性」2次元グラフ
数値はザイマニの財務分析より
株主還元
配当方針
配当性向30%以上
配当金
FY2020では「11.0円」
配当利回り
1.8%