ケアネット(2150)は2020年に10倍株銘柄、テンバガーを達成しています
そこでこの記事では、ケアネットの株価が上がり始めた頃を分析していきます
[voice icon=”https://blogkouryaku.com/wp-content/uploads/2020/02/pictogram-presentation01.png” type=”l”] 市場は東証マザーズ[/voice]
事業内容
[aside type=”boader”]- 製薬企業向けの医薬営業支援サービス事業
- 医師・医療従事者向けの医療コンテンツサービス事業
ビジネスモデル
医薬営業支援サービス
[box class=”glay_box” title=”主なサービス”]- MRPlus
- スポンサードWebコンテンツ制作
医療コンテンツサービス
[box class=”glay_box” title=”主なサービス”] [/box]2019年度の有価証券報告書
事業年度は「2019年1月1日~12月31日」まで
概況
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり当期純利益 |
---|---|---|---|
2015 | 1,890 | – | 13.03 |
2016 | 2,194 | 16.08 | 13.87 |
2017 | 2,855 | 30.13 | 42.64 |
2018 | 2,902 | 1.65 | 24.51 |
2019 | 3,268 | 12.61 | 44.42 |
銘柄選定
時価総額
[aside type=”boader”] 時価総額 = 株価 x 発行済み株式総数[/aside]
2019年12月期の有価証券報告書が出たのが2020年3月27日なので、週足チャートに載っている3月30日の始値で計算すると「622円」
またその時の発行済株式総数は「11,048,000」
そうすると
「622 x 11,048,000 = 6,871,856,000」
[voice icon=”https://blogkouryaku.com/wp-content/uploads/2020/02/pictogram-presentation01.png” type=”l”] 2020年3月末時点での時価総額は「約69億」[/voice]
売上高成長率(年平均成長率)
[aside type=”boader”] 売上高成長率 = (当期売上高-前期売上高)/ 前期売上高 x 100[/aside]
減益は許容するが減収は許容しない
CAGR(年平均成長率)10%以上、もしくは20%以上でスクリーニング
[aside] (2019年の売上高)/(2015年の売上高)で出された数値に√を2度[/aside]
「3,268 / 1,890 = 1.73」
「1.73」に√を2度あてて出た数値に「-1」をして%を出すと
[voice icon=”https://blogkouryaku.com/wp-content/uploads/2020/02/pictogram-presentation01.png” type=”l”] 年平均成長率は「14.69%」[/voice]
株価売上高倍率(PSR)
[aside type=”boader”] PSR(株価売上高倍率) = 時価総額 / 売上高[/aside]
時価総額「69億」に対して売上高「33億」
つまり
[voice icon=”https://blogkouryaku.com/wp-content/uploads/2020/02/pictogram-presentation01.png” type=”l”] 株価売上高倍率は「2.09倍」[/voice]
PEGレシオ
[aside type=”boader”] PEGレシオ = PER / EPS成長率[/aside] [aside] PER = 株価 / 1株当たり当期純利益
[/aside]
ということでPERは「622 / 44.42 = 14.00」
EPS成長率の計算式は以下の通り
この計算式に当てはめるとEPS成長率は「0.36」つまり「36%」
。。。
つまり
[voice icon=”https://blogkouryaku.com/wp-content/uploads/2020/02/pictogram-presentation01.png” type=”l”] PEGレシオは「0.39」[/voice]
銘柄選定まとめ
この時のケアネットのステータスは以下の通り
項目 | 値 |
---|---|
時価総額 | 69億 |
年平均成長率 | 14.69% |
株価売上高倍率 | 2.09倍 |
PEGレシオ | 0.39 |
そして以下がスクリーニングの例
項目 | 例1 | 例2 | 例3 |
---|---|---|---|
時価総額 | 100億円以下 | 300億円以下 | 500億円以下 |
年平均成長率 | 30%以上 | 20%以上 | 10%以上 |
株価売上高倍率 | 1倍以下 | 2倍以下 | 3倍以下 |
PEGレシオ | 1倍以下 | 1.5倍以下 | 2倍以下 |
2020年12月期の決算短信
期間は「2019年1月1日から2019年12月31日」
決算が出されたのは2020年2月13日
連結経営成績
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり四半期純利益 |
---|---|---|---|
2019年12月期 | 3,268 | 12.6 | 42.33 |
2018年12月期 | 2,902 | 1.7 | 24.48 |
「営業利益」と「経常利益」は以下の通り
年度 | 営業利益(百万円) | 前年比(%) | 経常利益(百万円) | 前年比(%) |
---|---|---|---|---|
2019年12月期 | 605 | 29.1 | 593 | 36.0 |
2018年12月期 | 469 | 15.1 | 436 | 6.9 |
2020年12月期の連結業績予想
年度 | 売上高(百万円) | 前年比(%) | 1株当たり四半期純利益 |
---|---|---|---|
第2四半期(累計) | 1,500 | 10.1 | 9.14 |
通期 | 3,500 | 7.1 | 39.51 |
今後の見通し
2020年12月期第2四半期連結累計期間の業績予想について、医薬営業支援サービスにおいては、既存サービスの販売拡充、製薬企業向けオウンドサイト支援の新規参画に努めることにより、売上高は1,287百万円となる見込みであります。
医療コンテンツサービスにおいては、「CareneTV」、「ケアネットDVD」及び「その他」ともに医療コンテンツの質の向上を図り、新規会員を獲得することにより、売上高合計は212百万円となる見込みであります。
費用面(売上原価項目を含む。)においては、スペシャリティ医薬品に適したサービス・新規事業の開発投資及び人員強化を積極的に行うことを見込んでおります。
これらにより営業利益は147百万円、経常利益は141百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は94百万円となる見込みであります。
2020年12月期通期の連結業績予想については、上記の施策を継続するとともに、最先端の技術を持ったベンチャー企業、医療機器、ロボティクス、デジタルヘルスケアを対象にした事業に対して、企業買収や戦略的提携、資本参加を積極的に進め、事業規模の拡大に繋げることにより、医薬営業支援サービスの売上高は3,060百万円、医療コンテンツサービスの売上高は439百万円、通期の売上高は3,500百万円となる見込みであります。
上記のとおり、売上高の増加が主な要因となり、通期においては、営業利益は624百万円、経常利益は612百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は410百万円となる見込みであります。
また、各サービスへの取り組みは、次のとおりであります。
① 医薬営業支援サービス当サービスにおいては、製薬企業向けの既存適正普及支援サービスの販売体制強化などによる売上高増加を図る一方、今後の成長のためには、コンプライアンス規制の厳格化等、厳しい営業環境が続く製薬企業のニーズに対応する、より品質の高いスペシャリティ医薬品に適したサービスを開発し続けることが必要であると考えております。
② 医療コンテンツサービス当サービスにおいては、「CareneTV」、「ケアネットDVD」及び「その他」の売上高の伸長に努めてまいります。
チャート推移
2020年1月6日の安値「755円」
2020年12月28日の高値「4,900円」
まとめ
株価が上昇し始めたのは有価証券報告書が出た直後の2020年3月27日以降
その後順調に株価が上昇していき、2020年11月30日には高値「6,420円」を出しテンバガー達成
ちょうどテンバガーを達成した日に売り抜ける人が多かったのか、最終的に売りの圧力が強まりその後は高値を更新せず
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