2020年にテンバガー銘柄になった「不二硝子」について

stock investment tenbagger10 テンバガー達成銘柄の考察

不二硝子(5212)は2020年に10倍株銘柄、テンバガーを達成しています

そこでこの記事では、不二硝子の株価が上がり始めた頃を分析していきます

テンバガー達成した時の市場は東証ジャスダック

事業内容

  • アンプル、管瓶、試験管、理化学医療用硝子等の製造及び販売事業

ビジネスモデル

サービス
  • 常盤硝子株式会社(連結子会社)がアンプル・菅瓶・試験管を製造
  • 不二硝子へ販売
  • 不二硝子はアンプル・菅瓶・試験管・理化学医療用硝子等の製造販売
  • 製品は国内主要製薬会社等へ販売

2020年度の有価証券報告書

テンバガーを達成したのは2020年11月なので、その前までの情報で数字を出して見ます

連結

年度 売上高(百万円) 前年比(%) 1株当たり当期純利益
2016 2,680 47.73
2017 2,694 0.52 27.04
2018 2,507 -6.94 25.11
2019 2,474 -1.32 55.94
2020 2,452 -0.89 22.78

銘柄選定

時価総額

時価総額 = 株価 x 発行済み株式総数

決算短信がでた2020年5月15日の株価は「474円」

またその時の発行済株式総数は「2,142,000」

そうすると

「474 x 2,142,000 = 1,015,308,000」

2018年5月時点での時価総額は「約10億

売上高成長率(年平均成長率)

売上高成長率 = (当期売上高-前期売上高)/ 前期売上高 x 100

減益は許容するが減収は許容しない

CAGR(年平均成長率)10%以上、もしくは20%以上でスクリーニング

(2020年の売上高)/(2016年の売上高)で出された数値に√を2度

「2,452 / 2,680 = 0.91」

「0.91」に√を2度あてて出た数値に「-1」をして%を出すと

年平均成長率は「-2.33%

株価売上高倍率(PSR)

PSR(株価売上高倍率) = 時価総額 / 売上高

時価総額「10億」に対して売上高「24.5億」

つまり

株価売上高倍率は「0.41倍

PEGレシオ

PEGレシオ = PER / EPS成長率

PER = 株価 x 1株当たり当期純利益

ということで、「474 / 22.78 = 20.81」

EPS成長率の計算式は以下の通り

EPS成長率

この計算式に当てはめると初年度のEPSよりも直近のEPSの方が低いので成長率は「マイナス」

。。。

つまり、

PEGレシオは「EPS成長率がマイナスなので計測不能

銘柄選定まとめ

この時の不二硝子のステータスは以下の通り

項目
時価総額 10億
年平均成長率 -2.33%
株価売上高倍率 0.41倍
PEGレシオ

そして以下がスクリーニングの例

項目 例1 例2 例3
時価総額 100億円以下 300億円以下 500億円以下
年平均成長率 30%以上 20%以上 10%以上
株価売上高倍率 1倍以下 2倍以下 3倍以下
PEGレシオ 1倍以下 1.5倍以下 2倍以下

2020年3月期の決算短信

株価が2020年8月末頃から上昇し始めているので、2021年3月期第1四半期の決算短信の時に出していた業績予想を見てみます

2021年3月期の連結業績予想

年度 売上高(百万円) 前年比(%) 1株当たり当期純利益
第2四半期(累計) 1,300 3.3 14.59
通期 2,400 -2.2 17.03

「営業利益」と「経常利益」は以下の通り

年度 営業利益(百万円) 前年比(%) 経常利益(百万円) 前年比(%)
第2四半期(累計) 35 -49.8 55 -33.1
通期 40 11.2 60 -9.3

今後の見通し

今後の見通しにつきましては、当医薬容器業界におきましては、主たる得意先である医薬品業界において、政府による薬剤費の抑制傾向がますます強まって、引き続き厳しい受注環境となることが推測されます。

このような状況のもと、主力製品を中心に販売促進を強化するとともに、徹底したコストダウンの推進と財務体質の改善を図り、さらに新型コロナウイルスの感染収束が見通せない状況の中、引き続き徹底した感染予防を行い、安定供給と業績の向上に努めてまいります。

次期の連結業績の見通しにつきましては、現在は医薬品業界において新型コロナウィルス感染症による直接的な売上の影響は軽微と思われ、例年通りの基準で業績予想の算出を行い、売上高2,400百万円、営業利益40百万円、経常利益60百万円、親会社株主に帰属する当期純利益35百万円を見込んでおります。

「PER vs PBR」2次元グラフ

stock investment tenbagger10-01

決算が出た2020年5月15日の「終値」を参考にしています

銘柄 株価 1株当たり純利益 1株当たり純資産 PER PBR
不二硝子 474 22.78 1,341.9 20.81 0.35
クニミネ工業 1,021 122.11 1,403.12 8.36 0.73
ニッコー 151 5.22 60.66 28.93 2.49
鶴弥 372 39.04 1,484.71 9.53 0.25

チャート推移

stock investment tenbagger10-02

決算短信が出たあたりでの安値「469円」

2020年11月18日の高値「4,100円」