2020年にテンバガー銘柄になった「すららネット」について

stock investment tenbagger08

すららネット(3998)は2020年に10倍株銘柄、テンバガーを達成しています

そこでこの記事では、すららネットの株価が上がり始めた頃を分析していきます

[voice icon=”https://blogkouryaku.com/wp-content/uploads/2020/02/pictogram-presentation01.png” type=”l”] テンバガー達成した時の市場は東証マザーズ
[/voice]

目次

事業内容

[aside type=”boader”]
  • e-ラーニングによる教育サービスの提供
  • 運用コンサルティング、マーケティングプロモーション
  • ホームページの運営
[/aside]

ビジネスモデル

[box class=”glay_box” title=”サービス”] [/box]

2019年度の有価証券報告書

テンバガーを達成したのは2020年なので、その前の年までの情報で数字を出して見ます

概況

年度 売上高(百万円) 前年比(%) 1株当たり当期純利益
2015 497 24.92
2016 585 17.71 49.17
2017 731 24.96 71.14
2018 935 27.9 109.59
2019 1,141 22.0 34.72

※第8期及び第9期の当社株式は非上場であるため、記載しておりません

銘柄選定

時価総額

[aside type=”boader”] 時価総額 = 株価 x 発行済み株式総数
[/aside]

2019年12月末時の株価は「939円」

また発行済株式総数は「1,266,700」

そうすると

「939 x 1,266,700 = 1,189,431,300」

[voice icon=”https://blogkouryaku.com/wp-content/uploads/2020/02/pictogram-presentation01.png” type=”l”] 2019年12月末時点での時価総額は「約12億
[/voice]

売上高成長率(年平均成長率)

[aside type=”boader”] 売上高成長率 = (当期売上高-前期売上高)/ 前期売上高 x 100
[/aside]

減益は許容するが減収は許容しない

CAGR(年平均成長率)10%以上、もしくは20%以上でスクリーニング

[aside] (2019年の売上高)/(2015年の売上高)で出された数値に√を2度
[/aside]

「1,141 / 497 = 2.29」

「2.29」に√を2度あてて出た数値に「-1」をして%を出すと

[voice icon=”https://blogkouryaku.com/wp-content/uploads/2020/02/pictogram-presentation01.png” type=”l”] 年平均成長率は「23.0%
[/voice]

株価売上高倍率(PSR)

[aside type=”boader”] PSR(株価売上高倍率) = 時価総額 / 売上高
[/aside]

時価総額「12億」に対して売上高「11億」

つまり

[voice icon=”https://blogkouryaku.com/wp-content/uploads/2020/02/pictogram-presentation01.png” type=”l”] 株価売上高倍率は「1.09倍
[/voice]

PEGレシオ

[aside type=”boader”] PEGレシオ = PER / EPS成長率
[/aside]

PER = 株価 x 1株当たり当期純利益

ということで、「939 / 34.72 = 27.0」

EPS成長率の計算式は以下の通り

EPS成長率

この計算式に当てはめるとEPS成長率は「0.086」つまり「8.6%」

。。。

[voice icon=”https://blogkouryaku.com/wp-content/uploads/2020/02/pictogram-presentation01.png” type=”l”] PEGレシオは「3.14
[/voice]

銘柄選定まとめ

この時のすららネットのステータスは以下の通り

項目
時価総額 12億
年平均成長率 23.0%
株価売上高倍率 1.09倍
PEGレシオ 3.14

そして以下がスクリーニングの例

項目 例1 例2 例3
時価総額 100億円以下 300億円以下 500億円以下
年平均成長率 30%以上 20%以上 10%以上
株価売上高倍率 1倍以下 2倍以下 3倍以下
PEGレシオ 1倍以下 1.5倍以下 2倍以下

2019年12月期の決算短信

株価が2020年3月末頃から上昇し始めているので、2019年12月期の決算短信の時に出していた業績予想を見てみます

2020年12月期の業績予想

年度 売上高(百万円) 前年比(%) 1株当たり当期純利益
通期 1,364 19.5 90.35

「営業利益」と「経常利益」は以下の通り

年度 営業利益(百万円) 前年比(%) 経常利益(百万円) 前年比(%)
通期 152 136.2 172 161.7

今後の見通し

次期の業績予想につきましては、理科・社会のリリースをはじめ将来の差別化と飛躍に向けたコンテンツ・システムへの投資を積極的に行うことや人材への投資を行うことで、主要顧客である学習塾・学校マーケット等の引き続き顧客数・生徒数の増加、次の事業の柱として期待するBtoCや海外マーケットの成長をさらに加速させることで全社としての更なる成長を見込んでおります。

その結果、当社全体の次期における売上高は1,364,034千円(前年同期比19.5%の増加)、営業利益は152,311千円の利益(前年同期比136.2%の増加)、経常利益は172,096千円の利益(前年同期比161.7%の増加)、当期純利益は114,443千円の利益(前年同期比160.3%の増加)を見込んでおります。

2020年12月期 第1四半期決算短信

第1四半期の決算短信が出たのは「2020年4月30日」

年度 売上高(百万円) 前年比(%) 1株当たり当期純利益
2020年12月期第1四半期 312 18.8 46.94

第1四半期の決算短信での「2020年12月期の業績予想」に修正は無し

業績予想などの将来予測情報に関する説明

新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、経済の先行きは不透明な状況が続いておりますが、当社は全国の小中学校の臨時休校への支援や学習塾・放課後デイサービス及び家庭学習の需要増加への積極的な対応を行っております。

そのため、2020年12月期の業績予想につきましては、概ね計画通りに推移しており、2020年2月7日に発表しました通期の業績予想数値に変更はありません。

但し、新型コロナウイルス感染症の問題が業績に及ぼす影響については今後も注視し続け、今後、業績予想の大幅な修正が生じた場合には速やかにお知らせいたします。

チャート推移

stock investment tenbagger08-01

2020年1月6日の安値「908円」

2020年10月12日の高値「9,350円」

買いのタイミング(?)

stock investment tenbagger08-02

移動平均線(5, 25, 75)

第1四半期の決算短信発表前後

stock investment tenbagger08-03

「PER vs PBR」2次元グラフ

stock investment tenbagger08-04

2019年12月30日の「終値」を参考にしています

銘柄 株価 1株当たり純利益 1株当たり純資産 PER PBR
すららネット 939 34.72 703.51 27.04 1.33
日本電信電話 2,757 231.21 2,492.60 11.92 1.11
KDDI 3,253 275.69 1,906.35 11.80 1.71
大塚商会 4,375 229.42 1,367.76 19.07 3.20
[voice icon=”https://blogkouryaku.com/wp-content/uploads/2022/01/pictogram-cool01.png” type=”l”] マネックス証券のアプリ「フェルシー」ならスマホで簡単に口座開設や取引ができます
[/voice] [aside type=”boader”]合わせて読みたい
[kanren postid=583] [/aside]
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次